こんばんは、地域リハビリのスペシャリスト修行中のたけじゅんです。


私の施設で、脳卒中発症後、現職復帰した方が話していた印象的な言葉があります。

その方が、本の復職事例を読んだ後の感想で、


「こういう体験談を読んで、なるほどなぁと思えないと復職は難しいだろうね。」


とおっしゃっていました。

はじめのうちは、そりゃそうだとしか思っていなかったのですが、後に高次脳機能障害の方の復職や就労支援を行うようになって、この言葉の大切さや重みを感じることができるようになりました。


問題を問題と認識していないと、問題は解決できず、まずは自分に問題があると認識しないと、他の人の話を聞くことができない(必要性を感じない)のでしょう。


どうやって本人に気づきを促していけばよいのでしょうか?


明日は、復職を目指す利用者の会社訪問があり、慣らし勤務のお願いをしに行きます。

勤務訓練を通して、自分に必要な何かに気づいてくださることを、期待しています。