どうしたら上手な字を書けるようになるの? | 書道家 武田双鳳の「書で人生を豊かに」

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字を上手に書けるようなりたいー!

有難いことに、意欲的な生徒さん達が書法道場に通ってくれています。

 

では、どうしたら上手な字を書けるようになるのでしょう?

 

「ひたすら書く」という回数や量、頑張りや努力ばかりに頼るような、昭和的な練習方法でいいものなのでしょうか。

 

 

残念ながら、たくさん書いたからといって、必ずしも字が上手になるとは限りません。

 

根が地中で逞しく育つからこそ、芽が出て、茎が伸び、そして、花を咲かせます。


「美しい書き方」という「花」を咲かせるためには、「根」が育つことが必要です。

 

 

では、書き方にとっての「根」とは、なんでしょう?

それは、書き方という動作の前提となる、“たたずまい”です。

 

 

“たたずまい”とは、なんでしょう?

 

立ち方、座り方、息の仕方…字のかき方を含む、あらゆる動作のベースとなる基本姿勢(あり方)です。

 

書き方の達人は、すなわち、動作の達人です。

 

その達人の動きが、「書」(古典)という形で、いわば、冷凍保存されています。

 

臨書という所作は、冷凍保存された達人の動作を解凍し、自らの「根」(あり方)に栄養たっぷりのエキスを与えるものなのです。


 

 

さぁ、今日も栄養たっぷりのエキスを、みんなで美味しくいただいくとします。

 

 

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