そんきょの姿勢で鬼ごっこ。
大男が迫くる怖さとオモシロさで、
ちびっ子達、大はしゃぎ。

お相撲さんがやる「そんきょ(蹲踞)」は、
書道の「最強の稽古法」。

つま先だけで全身を支えるという不安定さが、
本来の「中心感覚」を引き出し、

書き方にも、その感覚が内包され、
反復練習をしなくても、

バランスの整った言葉を

書けるようになります。


ただ、和式トイレが失われつつあるように、
現代の便利な生活からは、


「しゃがむ」(腰を据える)という
感覚が失われつつあるようです。

まともに蹲踞ができる人は、
大人でも少数派です。

その失われた蹲踞感覚を
引き出すのに便利なのが

ヒモトレや骨ストレッチ、古武術などの
身体操法の技術。

ただ、ヒモを巻くだけ、骨に触れるだけで、
「あっ」と蹲踞の快感、味わえます。

 

 

 

「手書き」の「手」とは、

地面の力が通る「手」のこと。

 

例えば、お腹をかためると、

そこで地面の力はブロックされ、

手が「手」ではなくなります。

 

ブロックのかかりすぎた状態では、

何百枚書き込んでも、「ゼロ枚」となりかねません。

 

蹲踞が「最強の稽古法」と言ったのは、

身体のどこかで地面の力を「ブロック」する箇所を

観察するのに、もってこいだから。

 

いまから京都で書の稽古。

手を「手」にする心地よさ、

みんなで分かち合うことから始めます。