最近、ブログの更新が滞ってきましたので、これまで収集してきた中でお気に入りのナイフの紹介をして行きたいと思います。

第一回目は、米国アイダホ州でカスタム・フォルダーを製作しているスコット・ソービィーの作品2点です。彼は、1970年に趣味でナイフ製作を始め、1976年にはプロのナイフメーカーとなり、いまだに精力的にナイフを製作しています。昨年のソルバング・ナイフショーで初めてお会いしましたが、気さくな西部のおじさんという感じの方でした。

彼は、2つのナイフ・ロックシステム (セルフ・ロック式とボタン・ロック式) のパテントを持っています。今回の2点は、共にボタン・ロック式のナイフで、表面にあるボタンを押すことで、カムアクションによりロックバーが持ち上がる仕組みになっています。

2点ともNYにあった宝飾デザイン会社の Barrett Smythe  が1990年代前半に手がけた作品です。私がカスタムナイフの収集を始めたのも、同社の手がけたナイフを手にしたのが切っ掛けでしたが、当時はとても高くて手が出せませんでした。その時に手にしたナイフとは違うものですが、やっと念願がかないました。(手が出せなかった当時のナイフの写真はいまだに持っていますので、いつかUPしたいと思います。)

上の方のナイフは、テキサス在住の Ron Smith が幌馬車とテキサスレンジャーの姿をイングレーブしています。ハンドルには、太古の森林が化石化してできた Petrified Wood という化石がインレイされています。
下の方のナイフは、米国鉄砲彫刻ギルドの会長であった Robert Strosin がイングレーブしたものです。Blue Gold Stone というとてもきれいな石がインレイされています。

 
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