雪になってしまったこの日、本当は里山を整備したかったのだけれど、替わりに同じ村内にて古民家の裏側の石積みを修復されているとのことで見学に。
現場は家屋の裏側で狭くて大変な場所でした。
石や裏込めにもちいる砕石を運び込み、
積みながら少しづつ石の表面を叩いては調整し
再び叩いてキッチリ組み上がるよう積んでいく。
「石工(いしく)」と呼ばれる職人さんのプロの技をじっくりと。
また、安定した石積みに欠かせないのがこの裏側に詰めていく砕石。この砕石が背面に降った雨の排水に欠かせない。
やはり想像していたよりも厚く、そしてしっかりと砕石が投入されていた。
自分もここまでではないが、その場にて出た石を用いて石積みを行いたいと思い続けている。遠くから運んできたものを直そうとすると、また遠くからその材料を得なければならないが、この石積みなら出た石も砕石も再び使って直す事ができる。
いつかは得たい技術だが、「いつかは」なんて言っていてもあっという間に終わりがきてしまう。
優先順を変えていこう