初日はまず南アルプス林道バスにて北沢峠を目指します。
連休最終日でしたが、始発だというのに駐車場はほぼ満車でバス停にも人人人…。
大きな荷物を抱えてバスに揺られ1時間。バス停を降りて少し歩く。
テントを設営し、初日は足慣らしとしてゆっくり栗沢山を目指します。
仙水峠から続く場所です。両側の木々を見る限り普段から強い風が吹くために木々が生えず土壌も形成されないのでしょう。周りの山々の木々が生えている場所も本来はこうした岩だらけの状態であったものが、永い時を経て土壌が生まれたのではないかと思いました。
道沿いにはシャクナゲが咲き
岩の合間にはキラキラ小さな金色に輝く小さなクモ。
気付きにくいんですが、脇や足元には息づく命たち。
そんなこんなでえっちらおっちら岩の上を登っていくと、仙水峠に到着。
ここで振り返ると!
隣の甲斐駒ケ岳の摩利支天が「ずおおお~ん」って見上げるように…
ように…
よう…
雲に隠れてみえん。
しかたなく、栗沢山の山頂目指してえっちら おっちら
イワカガミらしいです。
高山植物の勉強をしながら、ひーこら ひーこら 登っていきます。
今日は弩(ド)級「サバサンド」。
ノルウエー産の塩サバ半身が丸ごと。
うめェ
で、かじって気付いた。
あ
これ
明日のお昼用…(しっかり焼いたほう)
まぁ しょうないもの。
ぺろりと平らげ、
けぶっている奥が北岳。
死ぬまでに一度は行ってみたいものよ。
しかし その山の名前って高さに応じて 山→峰→岳 と昇格するのか、それとも形状なのか位置関係なのか?
まぁ
いいもの。
様々なキノコ。
岩石以上に多種多様。
岩にキノコ…覚えたい事が増えていく。
倒れた木の後にはポッカリと穴。
これが「ギャップ」かぁ。
本来の森林のあるべき姿を垣間見ました。
この穴、ギャップによって林床の光環境が改善され、新たに芽吹き。
そして次の木々が育っていきます。
様々な生育過程の木々が混在している森こそ、生物多様性にも水源かん養にも優れた森。
勉強になります。
テントに戻って明日に備えて英気を…
と思ったんですが、一口飲んで激しい頭痛。
明日の甲斐駒ケ岳登頂に支障が出てはと思い、鎮痛薬を服用して早々に寝ました。
残念。