(vol.0414)


こんにちは!



社長へつなぐ。
「お金」と「コミュニケーション」の
トスアップパートナー、竹田圭佑です。



個人が集団に対して
かなり勝手な行動をとるときとは?



"個人がかなり勝手な行動をとる"



それは個人と集団が
一体化していない
のではないでしょうか。




今回も先日に引き続き

『リーダーシップ(新装版)
「アメリカ海軍士官候補生読本」
NAVAL LEADERSHIP』
アメリカ海軍協会 
武田文男・野中郁次郎 共訳 生産性出版

から、
まとめなおしました。




まずは、
▪︎集団が『一体化している状態』とは?

"個人は集団に没入し、
集団の福祉のため自己を犠牲にし、
集団の成否を自分のものとして受け止め、
集団の名誉を失墜せしめることを
恥と感じることがある。

このような場合、
個人は集団と一体化している
といわれる。

個人は集団に対して
自己の延長とみなして反応する

そうでない場合は、
自己の目標や福祉と集団のそれとの間に
あまりに多くの差異を認めるため
かなり勝手な行動をとることになる。"



では、
▪︎『集団が一体化する』とどうなるか?

"成員はすべて熱心に仕事に取りかかり、
一生懸命努力し、
仕事を成し遂げ、
目標を立派に達成するのである。"


じゃあ
一体化するためにはどうすればよいか?


▪︎集団は構成員の間の関係性
ほかのすべての成員と
緊密かつ協力的に結ばれている際には、
すべての成員は重要であり、
ひとしく帰属しており、協調するのである。


 ▪︎メンバーシップの中心的欲求を
満たしているか、または
満たそうとしているとき、
一体化が強くなる。


▪︎集団に対して『見通し』がつくほうが
個人は一体化しやすい

私が『見通し』という表現をしたのは、

集団が今後、どの方向に向かって
何を目的にしてすすんでいくのか?や、
個人の集団でのはたらき方
(評価の基準や今後の地位、身分など)
が見える方が今後に対して
安定や意義を感じる。


ここまで読んで

「集団が個人に対して
ここまでするのか?」

と、思われる方もいるかもしれません。


私自身は書籍に書かれていたことは
まったく違和感がありません。



すごいと思っているのは

▪︎1959年に書かれた本

▪︎アメリカの軍事組織に
ついて書かれた


60年前に書かれた文章で
軍事組織といえば
指揮命令系統がしっかりしていて
上司の命令は絶対従え!!



というイメージがありましたが
一体感を持つためにも
上司の命令を従うにも


個人が自分を委ねられる
という土台があるからこそ。
なのかな、と気づきました。


小学生の頃から
バレーボールでの
副キャプテン、チームキャプテン
生徒会、課長、
プロジェクトリーダー
さまざまなリーダー経験で



失敗ばかり繰り返してきました。



その時は後輩に
「やれ!」
「なぜ、やらないんだ!」
などの命令(苦笑、すると



その反応がどうなるかも
知っています。


自分がこうしたいと
意気揚々としていても
メンバーがそうでない時は
足並みも揃いませんでした。



ずっと悩みながら
自分の行動をあらためながら
試行錯誤を繰り返していき


こうすると良さそうだ
うまくいきそうだ


と、今回書かれている文章
に違和感がなくなったと思うと


今までの自分の失敗、
試行錯誤は無駄ではありません。



もちろん、集団は
絶対こうじゃなきゃうまく
いかないというものではなく


こういう考え方もある
という紹介でした。


別のリーダー、集団についての
考え方があるのか?
私の学びは続きます。



これからも、
私はクライアントの
一体感のある経営の
サポートをしていきます。



今日はここまでです(^^)