(vol.0400)
こんにちは!
社長へつなぐ。
「お金」と「コミュニケーション」の
トスアップパートナー、竹田圭佑です。
最近、本棚から
書籍を取り出して読んでいます。
ひさびさに読んだ
お気に入りの本から
『経営数字を見て
意思決定すること』
は『直感』で出来るようになる。
と、感じました。
羽生善治棋士の
『直感力』(PHP出版)から
"直感の正体とは何か。"
"直感の正体とは何か。
たとえば一つの局面で、
「この手しかない」とひらめくときがある。
100%の確信をもって最善手をが分かる。
論理的な思考が直感へと昇華された瞬間だ。
以前、カーネギーメロン大学の
金出武雄先生と対談を
させていただいたときに
「論理的思考の蓄積がある、
思考スピードを速め、直感を
導いてくれる。
計算機の言葉でいえば、
毎回決まったファンクションが
実行されているうちに
ハードウェア化するようなものだ。
それまでは毎回発火していた
脳のニューロンが、
その発火の仕方がいつも同じで、
そこに結合が生まれ、
一種の学習が行われた
ということではないか」
と指摘してもらったことがあった。
つまり、直感とは、
論理的思考が瞬時に行われる
ようなものだというのだ。"
(『直感力』羽生善治著 PHP新書 より)
直感は、『論理的思考の積み重ね』
だったら、
直感で意思決定出来るようになる
というのは、
経営の意思決定において
経営数字をとらえる力
=経営数字のものさし
が、できれば、
より裏付けのある意思決定が
直感でできると考えました。
この『経営数字のものさし』とは
どんな行動をすれば
儲けの数字とお金の動きがわかる
尺度のことと定義します。
ものさしができることで、
誰かに完全に委ねるというより
ご自身でまずは、検討した上で
利益を上げることや
資金繰りにどう影響するか
判断できるようになり
意思決定のスピードも
変わってくるのではないでしょうか。
例えば
広告費を使って売上を上げたい。
費用の元を取るために
どれだけ売上を
上げることが必要か?
人を雇う際、時間の経過とともに
どのような数字の動きになるか?
人材採用については短期的なものでなく
一度雇用すると簡単に、
減少させるということはできません。
慎重に判断する必要があります。
たとえば、
年収だけで考えてはいけませんよ。
社会保険の加入の金額も考える
必要がありますし、
入社後、何ヶ月後に
現場がまわりそうか?
誰が指導してどんな作業を頼むのか?
人材採用だけでなく、他にも、
金融機関で
借入金をいくらまで借りれるか?
などが、将来的に
『直感』で判断可能となります。
では、この『ものさし』を
どうやって作るかというと
行動に対して何が起こるかを
事前に考えて予想してから
感覚と実績を比較して
誤差をつめていくこと。
これを毎月繰り返しながら
半年から一年ぐらい続けると
ものさしが出来てくる、かも(^^)
毎月続けてやることは
めんどくさい作業のように
感じるかもしれませんが、
試算表や決算書から、情報量をしぼり
『お金のブロックパズル』を使うことで、
わかりやすく取り組みやすくなります。
過去に数字が苦手と
おっしゃられる経営者さんや
専門的な知識を
学んでこられなかった
従業員の方でも
わかりやすいと
おっしゃっていました。
今日はここまでです(^^)
