アコウザンショウの再生 | 小笠原のエコツアー

アコウザンショウの再生

先日久しぶりに普段あまり行かない畑の一番奥のところまで足を延ばしてみると、ずいぶん明るくなった場所が。

近くに行くと歩けないほどの量のアコウザンショウ(固有種)の幼木とテリハハマボウの倒木が1本ありました。

おそらく去年の強風で木が倒れて、そのおかげで林床に日差しが入り始めたおかげで一気に発芽していたようです。

足の踏み場がほとんどないくらいの量で結構ビックリしました。

別名トゲナシザンショウとも呼ばれるトゲがほぼないサンショウの仲間のため、ヤギによる食害をなんども畑周辺で確認していました。

そのため一時期は畑の近くにあるものはネットをかけていたくらいです。

しかし、これだけあるとさすがに食べずらいのでしょうか?まったくヤギの食害があるようには見えませんでした。

周辺はかなり密集したジャングルなのでたしかに歩きずらいために来ないのかもしれません。

おそらくこのあと日光の奪い合いでかなり数は減るのでしょうが、それでも数本が成木になってヤギに食べられなくなるくらいになればすごくいいアカガシラカラスバトの餌場になるはず。

このままハトの人気レストランになる事を祈っています。

 

カっちゃん

 

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