
今日は予約をいただいていたお客様のご来店です
「今日わ」
「あれ?」
「まあ!」
3人様の顔をみて
「こんにちわ」
「よくおいで下さいました。
織機の準備してお待ちしておりました。

織機に座るとスタッフの説明を受けながら織り始めます
初めてのお客様では無いので形式通りの説明から入ります。
「もう忘れてしまってごめんなさい」
とんでも御座いません!説明するのは仕事ですから

少し織ると慣れた織機ですから順調な滑り出しです
「やっぱり手織は楽しいよ」
「織っていると気持ちが安定するよね」
「色糸を変えたいです」

色々と迷って決めた色です
いろいろ迷うのが[色]か
あれが良いか、こっちにしたらどうか、
50年以上前の事だが大手繊維メーカーが今年の流行色は
フルーツカラーですとかアースカラーでとか
発表した時代があったから世の中面白い

「お!、良いね」
「本当!嬉しい」
こんな会話をしながら手織は進んでいきます。
「今度来る時はランチョンマットを織りたいです」
お弁当持ちで来ると良いよ
「竹島眺めながらお弁当良いね」

「良いと思って決めたんだけど」
「良いじゃないですか、素敵ですよその色」
「嬉しい!。これに決めました」
”人生やり直しは出来ませんが織物はやり直せるんです”

本当ですか?
やり直せるのです
フイルム逆回転すると元の経糸だけの織機に変わってしまうのです
本当ですか?

ポイントカラーが入りました。
ホワイトと対比させて良いじゃないですか
「どうして手織りって楽しいですか?」
現実は日本国中からがなくなりそうな事態となっています。

「楽しんでください」
私も手織が大好きです。
本当は織機は絵画で言えばキャンバスなんだが、

そうですか、手織はこんなに楽しいのに
今度はランチョンマットに挑戦しますからお願いします。
デザインを考えて来てくれると嬉しいです

「3人姉妹ですか?」
「いえ、4人姉妹です」
えーツ!4人ですか
これ以上のコメントは出来ませんが
織機4台用意しますから4人の手織をやりましょう

などと話が飛び交ううちにコースターが出来上がって来ました.
「あら房作りも忘れてしまった わ」
最後の房作りも体験済みの人たちだから見事にやり遂げました。
「大きく輪を作って、中を通して、結び目を摘んで引っ張ります」

「色数が増えて難しかったが色を自由に決められてよかったです」
3人娘のコースター体験も全員素晴らしい出来栄えでした。
おめでとう御座います
今度はランチョンマット体験でお待ちしていまーす。
」