先日に予約をいただいていたお客様が手織体験でご来店です。

ご一家4名様でお子様は小中学生なので綿から糸を紡ぐ作業を

楽しんでもらうために綿繰り機の登場から始まりました。

「あら、この機械はなんでしょう」

この綿は植物ですから種があります

種を取り除かないと綿に使えないのでこの道具が登場したのです。

綿が出来たら糸を紡ぎます次の紡ぎ車の登場でまたビックリ、

綿から糸になるのです。

一万年以上の昔に人間が考え出した世界共通の作業それが糸紡ぎである

その出来た糸を、織機という人類最初の機械を使って機織りが始まった。

スタッフから織物の原理を教わりながら機織りが始まった

緯糸を一本通して筬を動かすたびに物が生まれてくる

これが楽しいのだ、これが嬉しいのだ

やめろと言われてもやめられない、

これが機を織る人の真理である

どうして?

何故だろう

 

そして自分で紡いだ糸を織り込む

堪らない感覚の作業だ

お客様とこの楽しい感覚を共有できることに私も幸せを感じてしまう

”良い仕事していますね”

と、私は常々思うことである

出来たー!

これ見て、私が織ったのよ

”おめでとうございます”

ご一家で糸から楽しんだ手織体験です。

古代から続く糸と機織りの作業の中から

自然と人間が関わって生き続けてゆくヒントになれば嬉しいです。