金曜の午後は手紡ぎの日である

今日の午後もOsukaさんは紡ぎ車を持ち出して手紡ぎの作業を始めた。

「最初は何時も上手くいかないわ」

と言いつつも慣れればご覧の通りだ。

自分の花壇で採れた綿を紡いでいるのです。

「自分の手から植えた綿を紡いで糸を作れるなんて最高よ!」

これ以上の贅沢は無いと言うOsukaさんである

 

細かったり太かったり色々な表情をしてこの世に生まれて来る

「これが私の糸なんです」

「私の性格が糸になって現れるのよ」

と、言いながら楽しげに紡ぎ続けていました。

そして、紡がれた糸を枷取りに巻き取り次の工程に入るのです

「最初に紡いだところは凄い事になってる」

「Osukaさんの紡いでいた間の生き様が糸になってる様だよ」

「歴史を紡いでいたんですね」

 

この枷(カセ)は精練して次の作業に入ります。

その前にデザインと企画書を書いてください

さて、この糸を使ってどんな作品が出来るのか 楽しみだ。