「こんにちわ、手織りをしたいんですが」
と手織りの申し込みがありました。

「ハイ、出来ますよ、どうぞお入りください」

緯糸の色を決めて織機に座って手織りが始まりました。
経て糸に、緯糸が一本一本織り込まれるほどに織物が姿を現してきます。

織られて来る布は初めてこの世に生まれる生命のように
新しい物としてこの世に存在しています。





「きれいだわ!」
感嘆の声があがります。
「手織りは楽しいわ」

「私もうすぐ出産なんです」
「それはおめでとうございます」



明るい会話が弾みコースターが織り上がってきました。

「竹島ブログを出しているのですが撮影してもよろしいでしょうか」
と撮影の許可を申し出ると
「私はいいわ」
とお許しを得て ハイ、チーズ。

お母さんとしてお腹のお子様と一緒に織ったコースターが織上がりました。