朝は気温が下がりましたが、さすが南国の竹島海岸です。
日中は暑いほどの俊成苑でした。
そんなTCCの教室に新人さんが新しい作品作りに挑戦です。



自分の畑に植えた棉で、自分の手で織物を作ってみたいと
夢の実現に向かってスタートした彼女は、今日から三河地棉の
手紡ぎの作業を始めました。
[好きこそものの上手なれ]
の言葉の通り初日から初心者とは思えない才能の片鱗を
見せてくれました。
三河地棉の特性を生かして新しい織物創作に挑戦する彼女に
期待を寄せるTCCの主人です。



色々な織物を織ってみたいとTCC を訪れた彼女は
初心者ではないですが、アシュホード・テーブルルームの
80cm幅、8枚綜絖織機の組み立ての作業をしています。

TCCの教室は必ず織機の組み立てから始まります。
織機の構造と機能を知ってから手織りが始まるのです。

アシュホードのこの織機を、簡易式織機などと言う人もいますが
それは織物を知らない人です。美大・芸大でも使用していて、
和式高機の織機など足元にも及ばない機能を持った織機です。
TCC竹島クラフトセンターでは8枚綜絖、16枚綜絖を駆使して
新しい組織や織物創作をしています。
大型織機で織れた物が優れた織物とは言えないのです。



彼女は新人さんではないですが、羊毛手紡ぎの作品作りを終わり、
今日は綿の柿渋の先染め糸を使ってカラミ織の暖簾の製作に入りました。
写真は整経をしています。
新しい作品の創作意欲に燃えている、TCC竹島クラフトセンターの
皆さんでした。