今日の竹島海岸は雨でした。
台風くずれの低気圧と前線の接近で
竹島は雨に霞んでいました。

連休中の賑わいは何処へやら、
潮干狩りも出来ない期間に入っていますから
余計に寂しく感じた竹島海岸でした。


夕方の竹島クラフトセンターへ行って見ると
先日に紹介した、みかん染めの糸が手織機に
掛けられていました。

作者は、風通織りのテーブルセンターを先週
織り上げたばかりのYAさんです。

彼女は最初に 

「みかん染めをやりたいわ!」

と提案した人です。

経糸30/2の綿糸を使用しています。それに
みかん染めの濃淡2色を使い網代織り用の整経
をしました。

濃色にはみかん染めの銅媒染を、淡色には
みかん染めのアルミ媒染を施してあります。

緯糸も経糸と同じみかん染めの濃淡2色を
使っています。

彼女は織り上ったらこの布でみかん染めの
バックを作る計画で慎重に織り始めています。
家業がみかん栽培農家だけに思い入れは特別で
彼女が最初にスタートを切りました。

竹島クラフトセンターでは、彼女の他に3人が
みかん染・織りを計画をしています。



この実験的創作が綿織物の歴史的産地であり、
日本一美味しいみかん産地の蒲郡ならではの
コラボレーションが始まったのです。

MTN・ミカワ・テキスタイルネットワークの
メンバーである竹島クラフトセンターの主人も
熱い思いで見守っていました。