映画『私たちの幸せな時間』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『私たちの幸せな時間』

原題:Our Happy Time
人が人として生きられない苦しみの中を彷徨い遂に犯罪に手を染める・・松本清張の「砂の器」を連想させ、死刑執行はつい最近の「休暇」を思い起こさせる・・

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まるで「あなたになら言える秘密のこと」のように今まで誰にも言ったことのない秘密を打ち明けあう二人だけど、"私たちの幸せな時間"というにはあまりに辛い人生とその結末・・ユジョン(イ・ナヨン)は、コネ社会の恵まれた環境に育つも15歳の時に従兄に強姦されたうえに母親から突き放されるという辛い過去から自殺未遂を繰り返すようになり、ユンス(カン・ドンウォン)は恋人の子宮外妊娠を助ける手術代を稼ぐため強盗の共謀に加わり殺人の罪を犯す、そんな二人が死刑囚と刑務所を慰問する奉仕活動の立場で対峙することとなる・・
境遇の全く異なる二人だけど、孤独な心にも、共通なものを感じて打ち解けあいそしてお互いに愛を意識するようになる、それが幸せな時間だったのに・・人生で最も憎んだ母親を、赦すこと、それは死を選ぶことより辛い、その選択をしてさえ奇跡は起こらずユンスは絞首台の露と消えて逝く、世の中はあまりにせつなく不条理に満ちている、私たちの幸せな時間は戻ってこない、ラブストーリーというには辛すぎる物語です・・(wowow)  私たちの幸せな時間