映画「それでもボクはやってない」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~
2007-01-28 00:25:21

映画「それでもボクはやってない」

テーマ:読書・映画

それでも、それでもボクはやっていない。控訴します!!刑事事件で起訴されたら有罪率99.9%、冤罪事件にかぎっても97%が有罪になるという実態・・
それでもボクはやってない それでもボクはやってない
仕事もせずブラブラしていた金子徹平(加瀬亮)、ようやく面接にこぎつけて会社に向かうが途中で履歴書を忘れたことであせってしてしまう。おまけに乗車率250%の電車では駅員に押されて無理やり乗り込むが自分の前に身長155cmほどの可愛い女子高生がいたことにも気付かない。おまけに服がドアにはさまれ引き抜こうともがく・・そしてあの声が、いつかどこかで何度か聞いたことのあるようなあの言葉が、"やめてください"、"この人痴漢です"、"お尻を縦にも横にも触られたんです"、"捕まえてください"、と無実の罪なのに執行猶予つきながら実刑3か月・・いつか新聞で読んだことのあるような事件なのだが・・
この映画、すべてに怒りを覚える。まず最初に高圧的な態度で先入観丸出しの刑事、自分の保身と出世のために無実の善良な人を罪に陥れる検事と裁判官・・勿論そんな人だけではないが、映画でも一人目の裁判官は尊敬できる人物だったし、もしも自分がなにか事件に巻き込まれて裁判沙汰になったらこんな裁判官に出会いたい・・。
怒りは続く・・、アパートがガサ入れにあったら理由も分からず前から怪しい住人だったと言ってはばからない管理人(竹中直人)、結果的に何の役にも立たないといっても差し支えのない弁護士の荒川(役所広司)と須藤(瀬戸朝香)、冤罪と闘う被告人をあざ笑う裁判お宅、何も分かっていないくせに国家権力に誘導されるまま可愛い顔して世間を騙す痴漢の被害者・・だけど一番怒りを覚えるのは逮捕された本人のじれったいまでのはっきりしない態度、身に覚えのないことなのだからもっと毅然とした態度で無実を訴えるべきなのではないか、と思うが残念ながら現実は立場がとても弱いし、同じような修羅場をくぐった経験もなければ無理からぬことなのだろう・・
留置所の外での母豊子(もたいまさこ)や友人達雄(山本耕史)たちの応援活動もむなしく、満を持して登場する決定的と思われた証人(唯野未歩子)も裁判官に冷たく切り捨てられ、あくまで冷徹に誤った判決が下される。・・そして、本人がつぶやく真実を知っているのは自分だけだと、裁くことが出来るのは自分だけなのだと、この不条理・・怒りと共に印象的なシーンになっている・・。出来るなら"おまえは真実を捻じ曲げている"とあの場で叫んで欲しかった。

それでもボクはやってない

茸茶(たけちゃ)さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス