映画『バタフライ・エフェクト』 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画『バタフライ・エフェクト』

原題:The Butterfly Effect
I'll come back for you. あの頃のあの時に、少しだけ過去に戻って変えてみたら、少なくともこの現在の耐え難い状況に陥ることはないだろう・・。
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誰でも思うことあるよね、そういうこと、・・だけど、こっちを立てればあっちが立たず、あっちを立てればこっちが立たず、どうしたってみんなが幸せになんてなれない。誰かが幸運を掴めば誰かに悲惨な運命が待っている。
幼なじみだった4人を軸に物語は展開する。父からの遺伝で記憶喪失と過去に戻れる不思議な能力を持つエヴァン(アシュトン・カッチャー)、恋人のケイリー(エイミー・スマート)、ケイリーの兄のトミー(ウィリアム・リー・スコット)、太っちょレニー(エルデン・ヘンソン)、そして母アンドレア(メローラ・ウォルターズ)も巻き込んで様々な展開をみせてくれる。エヴァンは良かれと思いながらも結構非道いこともしながら、何度も何度も過去に戻ってはいじってみるのだが、どうしてもうまくいかない。遂には自分や母親に不幸が訪れる結末をみてしまい、・・ならばと決心したのが、愛しているケイリーを自分から遠ざけることだった。
この映画、「ラン・ローラ・ラン」 のようにスピーディでスリリングに次にどうなるかと最後まで観る者の興味を失わせることがない。教訓は・・女性には気を付けろということか、ラストで幼き日のケイリーとの最初の出会いに遡り、僕に近づくなと凄みを効かせて言い放つ、ママもこれならOKさ、・・そして街ですれ違うキャリアウーマン風のケイリー、印象的なシーンだった。(6/18wowow)  バタフライ・エフェクト