映画「嫌われ松子の一生」 | 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~

映画「嫌われ松子の一生」

昭和22年福岡で生まれ、男に恵まれず堕ちて53年の生涯を荒川の河川敷で閉じた一人の女性。山田宗樹の小説"嫌われ松子の一生"の映画化。
嫌われ松子の一生 嫌われ松子の一生 オフィシャルブック

川尻松子(中谷美紀)、物語は松子の生涯に興味を抱いた甥(瑛太)が、彼女に成り代わり一生を回想するように進む。・・家族の中で恵まれてはいなかった。病弱な妹に注がれる父親の愛情を得ようと中学教師になるも、不祥事から辞職、転落の人生が始まる。売れない文学青年との同棲に始まり男に暴力を振るわれ次々と捨てられソープ嬢へ、果ては殺人から刑務所へ、出所後は更正するも、かつての教え子と出会いまたしても堕ちていく。あんた、な~んも考えなしに何してんのよ!!と言いたくなってしまうような松子の人生だ。いくら何でもと・・太って醜くなった体、ゴミ溜めとなったアパート、近所から嫌われながらも、・・生きる決心をしたその日にまるで浮浪者のようにバットで殴られ死んでいくなんて、あまりにも不幸で悲しい彼女の一生。
BONNIE PINKや監獄でのロックなどの熱唱は良かったのだが、全体的にはミュージカルしきれず、ファンタジーでもなく、コメディというわけでもなく、可哀相というわけでもなく、父親とのエピソードも感動で涙というほどでもない、映画化に面白い題材かなと思ったのだが、キャストは多彩なのだが、ちょっと期待を外しちゃってるかな・・。  嫌われ松子の一生