韓国・済州島の建国神話発祥の地「三姓穴」 | 気ままに☆旅の雑記帳

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8月15日、済州市にある「三姓穴」へ行きました。

耽羅(タムナ)国(今の済州道)を創建した三神人が現れたとされる聖地です。

 

 

 

それぞれ地面の穴から出てきたという、三神人(高乙那、良乙那、夫乙那)は、

現在、済州を代表する姓である3つの姓(高氏、梁氏、夫氏)の先祖とされています。

 

3つの姓をもつ済州の方々が財団を作り、「三姓穴」を管理・保護しています。

案内表示や説明板には、日本語表記もあります。

 

 

 

「三姓穴」は名前の通り、杭で囲われた中にある3つの穴が遺跡となっています。

ここから三神人が現れたとされます。

 

 

 

杭があるので3つの穴は確認できませんが、案内板の写真で伺い知ることができます。

 

 

 

この穴の中には雨水や雪が入り込まず、周辺の木々が穴に向かって伸びているそうです。

実態は不明ですが、大きな火山性の洞窟とつながっている可能性があるそうです。

 

 

 

「三姓穴」の神話に関する模型や遺物が展示されている「展示館」。

神話を15分ほどのアニメで紹介する日本語解説つきの映写室もあります。

 

 

 

焼香所となっている「三聖門」。

 

 

 

三神人の位牌が奉安されている祠堂「三聖殿」。

毎年4月と10月の10日、子孫により春秋大祭の儀式が行われています。

 

 

 

大祭に関するすべてのことを担当する「典祀庁」。

 

 

 

三姓穴の敷地内全体は、木々で覆われています。

史跡を巡るとともに、森林浴のような気分で散策することができました。