昨年8月29日、上越市にある「岩の原葡萄園」へ行きました。
現存する日本最古のワイン蔵など、ワイナリーを見学することができます。
“日本のワインぶどうの父”と呼ばれる川上善兵衛が1890(明治23)年に開設しました。
昨年、創業130年を迎えた老舗のワイナリーです。
1898(明治31)年に建造された「第二号石蔵」に入ります。
現在も樽の熟成庫として利用されています。
アーチ状の入口に刻まれた「岩乃原葡萄園第二號石蔵」の文字に歴史を感じます。
重厚な鉄の扉を開けると、ワインの香りが漂います。
石蔵内は整然とワイン樽が並んでいて、壮観な眺めです。
奥には、明治時代から樽仕込みのワインを造ってきたことを証明する大樽もあります。
石蔵内には昔の「雪室」があります。
冷却設備のない時代、冬に積もった雪を利用して低温発酵を実現したそうです。
「第二号石蔵」に隣接して、現在の「雪室」があります。
冬に積もった雪を貯蔵し、「第二号石蔵」の温度を調節しています。
「雪室」から外に出ると、温度差でメガネが曇ってしまいました。
続いて「第一号石蔵」へ向かいます。