山中千尋 Trio & ユッコ・ミラー@Billboard Live Yokohama 2023
世界的なジャズ・ピアニスト🎹でいらしゃる・・・
山中千尋さん
ライヴ・パフォーマンス、CDリリースと常に勢力的に活動されていますが・・・
今回は、山中千尋 Trioとして・・・
そして、何とゲストとして、今や日本を代表するサックス奏者🎷のお1人
ユッコ・ミラーさん
近年、ユッコさんのライヴにも足を運んでいる自分としては、これは絶対
そう、美しき実力派ミュージシャン2人の共演です。
7月21日(金) Billboard Live Yokohama、ファースト・ステージ
尚、千尋さんのライヴにもよく足を運んでいますが・・・
今年2023年になってからは初めてです。
「山中千尋トリオ・スペシャルライブ 2023 Summer」
そのように題された今回のライヴ
時間的には、間に合いましたが、少し早いので、ビールだけで・・・
そして開演予定時刻18時を回って、ライトダウン
ドラムスの桃井裕範さん、ベースの山本裕之さん、そして・・・
山中千尋さん登場
今回は、白いタンクトップドレスです。・・・
「皆さん、こんばんわ・・・今日は素晴らしいゲストを迎えていますので・・・前座を務めさせていただきます・・・」
1曲目は女性の作者の曲と言って、Impulsiveでスタート
最初からパワフルなプレイ、アップ・テンポにリズムが刻まれ、ベースもソロ
いきなりハードな幕明けです。
「続いてニュー・アルバム Dolce Vitaに収録したWayne Shorterが、Art Blakey's Jazz Messengersに書いた曲・・・桃井さんのArt Blakeyプレイも聴いてください。・・・」
そう言って、One By One、軽快なピアノ🎹から、メロディアスな曲調に・・・
途中、ベースもフィーチャー、ピアノ🎹でも速弾きを聴かせ・・・そして・・・
予告通り、桃井さんの力強いドラムスとかけ合います。
「初めてジャズを好きになった曲・・・続いては、暑いので・・・ただほとんど原形をとどめていません・・・」
そう言って、The Girl From Ipanema、そう、「イパネマの娘」
Chihiroさんが言うほど原曲から離れてはいませんが、途中、アドリブ・プレイ🎹
山本さんは、弓を使って、叙情的なプレイ、ドラムスもパワフルにキメています。
「新しいアルバムに入っている曲・・・」
そう言って、ピアノ🎹で静かに始まったのは A Strangerと題された・・・
久保田早紀さんの「異邦人」、流れるようなメロディ・ラインを聴かせ・・・
後半、ピアノ🎹が力強く、アップ・テンポになり、オリジナルののイントロ部分に・・・
軽快に最後は静かにフィナーレです。・・・
「次の曲は、セントラル・パークで出会った難病の女の子の言葉から・・・」と・・・
Today Is Another Day、静かに始まって、急転、速弾きでパワフルに
・・・そう、力強く立ち直っていく組曲となっています。
「今回のアルバムは、Wayne Shorterに捧げたアルバム、聴いてください」
先ずは、Footprints、ベースが響いて、そこへ聴こえてきたサックス🎷の音色・・・
ユッコ・ミラーさん登場
ミニのワンピース、静かに叙情的に響かせ、Chihiroさんはバックアップ🎹
ベースが響く中、徐々にユッコさんのプレイ、躍動感を増してきます。・・・
そして、Chihiroさん、ユッコさんにマイクを・・・
「あなたの心をハート・キャッチ・・・サックス・プレイヤーのユッコ・ミラーです・・・」
ここでもお馴染みの挨拶、そしてChihiroさんとのトークへ・・・
「ユッコ・ミラーさんのミラーは、グレン・ミラーから、と聞いていますが・・・」
「グレン・ミラーも好きですが、ミラクル星のお姫様です・・・」
場内の笑いも誘い、「それではお姫様と共演を・・・」と曲は、Wayne Shorterの・・・
Beauty And The Beast、Chihiroさんは、ステージ前方へ・・・
エレクトリック・ピアノ🎹を奏で、メインはユッコさん、躍動感溢れるプレイ🎷
Chihiroさん、軽快なプレイで、ここではバックアップに回っています。
「Wayne Shorterの有名な曲、Yesの気分で帰ってください・・・」
曲は、Yes Or No、そう、ユッコさんもプレイしているナンバー
まさに水を得た魚といったノリにノったプレイ🎷
Chihiroさんもここでは、力強いプレイで圧倒
2人のかけ合いで、フィナーレ、ユッコさん、いったんステージを後に
「ユッコちゃんはミラクル星から、私は群馬県桐生市から来ました・・・」
そう言って、勿論、お馴染み、「八木節」
Chihiroさん、グランド・ピアノ🎹で、ここはトリオで息の合ったハードなプレイ
鍵盤🎹を叩くようなお馴染みのプレイも入り、圧巻のフィナーレです。
Chihiroさん、桃井さん、山本さんを改めて紹介・・・
「時間がないので、このままアンコール、良いですか・・・」と・・・
そして、ユッコ・ミラーさん再登場、曲は、Spain
最初、Chihiroさん、静かにエレクトリック・ピアノ🎹、そこから一転
ユッコさん中心のアップ・テンポのプレイ🎷、場内も手拍子
山本さんのベース・ソロ、まさにユッコさん、Chihiroさんの対決
後半、桃井さんのドラムスもフィーチャーされ、最高潮
場内との一体感で、グランド・フィナーレ
最後に改めてメンバー紹介
「次のセットもお時間あれば、来てください・・・今日は有難うございました・・・」
夢の競演も含まれた80分の感動ライヴでした。・・・
山中千尋さんとユッコ・ミラーさん
ともによくライヴにお邪魔している人たちだけに、今回、願ってもない競演
今年亡くなられたWayne Shorter
彼に捧げる新作Dolce Vitaを発表する山中千尋さん
そこへWayne Shorterに多大な影響を受けているユッコ・ミラーさん
本当にレアなライヴでした。
尚、セカンド・ステージは、セットリストも変わると聞いていたのですが・・・
この日は、その後で用があり、泣く泣く断念となりました。・・・
Chihiroさんは、この後、Dolce Vitaに合わせたツアー
ユッコさんは、ニュー・アルバムのレコーディング
それぞれ勢力的な活動をされておられますが・・・
是非、またお二方の競演を・・・
そう、思いながら、足早に馬車道駅🚉に向かっていたのでした。・・・