紋縁のお仕事 | 酒井タタミ店二代目 長崎県 島原市 南島原市 雲仙市 島原半島 違いがわかる畳屋さんの畳職人日記

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久しぶりのブログになります(;^_^A




今年もたくさんのご注文をいただき、10月には11月末までいっぱいになる程で、今月に入る頃には年内いっぱいで来年お仕事させてもらえるようにお願いしないといけないほどで本当に感謝感謝です。




そんな中、秋口にはご相談いただいていたお寺さんの紋縁を使うお仕事が年末に納品となり、なんとか今日納品させていただきました。




こちらが紋縁を使ったお部屋。









こちらは無地の畳縁のお部屋








紋縁のお仕事は丸い紋を隣の畳と合わせないといけないのですが、それが凄く手間がかかるんです。








このような反物になっている物を裁断して畳縁として使います。








一枚の畳でも両端は紋が欠けないようにしないといけませんし、そうするためには採寸したお部屋の寸法や紋縁の数などの関係で寸法を割り直したり、隣り合う畳や出合う畳と紋が合うように工夫をしないといけないため、通常の畳製作の数倍もの手間がかかります。




しかも今回は他のお仕事もぎっしりの年末…




なんとかしてやるためには、お客様宅の畳替えのお仕事の後や雨でお客様宅のお仕事が出来ない時、それと夜…。




なんとか納品が間に合いましたが、現場のお寺さんは野母崎町で片道二時間ちょっとかかるため、もしも寸法を勘違いしてたりしたら…という心配もあり、ドキドキしながらの納品となりました(;^_^A




なんとか間違いもなく納品出来てホッとしました(^^;





こういうお仕事はそうそうあるものではないので緊張するお仕事ですが、毎回勉強になります。





今年もあと少しですが、明日1件、来週4件のお仕事でラストとなりますが、一番気になるのがお天気です。




とにかく雨が降らないことを願うばかりです(;^_^A