合格体験記1はこちら→https://ameblo.jp/takayukiyasuda-shihou/entry-12540594453.html
★安田先生との出会いについて
私は2018年の論文で憲法がFでした。それなりにまとめたつもりだったのですが、Fをとってしまったので、憲法の合格答案のハードルの高さを実感しました。上述の個別指導で憲法の指導を受けても効果が実感できなかったので、『事例問題から考える憲法』を独習用に用いることにしました。
そして、模範解答がインターネット上にないか探していたところ、安田貴行先生のブログを発見しました。これが運命の出会いです。私は、安田先生が司法試験界で有名な方だということは何となく知っていました。
安田先生のブログでは、「事例問題から考える憲法」の一部の設問について、先生の模範解答がシェアされていました。先生が自ら作成された模範解答は、時間内に作成した答案とのことでしたが、論述が明快だったので、大変優秀な先生なのだな、と感じました。また、有名講師が自ら作成された答案を公表されているのはすごいことだと感じました。
[※答案例はこちらからご確認いただけます(https://ameblo.jp/takayukiyasuda-shihou/theme-10107091138.html)]
その当時、「事例問題から考える憲法」の添削講座の募集がアナウンスされていましたので、私は「これだ!」とビビッときて、迷うことなく問い合わせのメールを送りました。そして、事例問題憲法添削講座(20問コース)を受講することにしたのです。
これが2019年3月28日のことでした。
★安田先生の添削を受けてみて
実際に先生の添削を受けられたのは2019年4月、2019年の論文式試験のわずか3カ月前です。
まず、1通目の添削が返却されてから、この先生の添削は今までの答練や個別指導の添削とは全然違う!と驚きました。
従来の添削は、論点の論述が不十分なことについての指摘がメインであったと思いますが、安田先生の添削は、論点については軽くにとどめ、「ここはよく考えてみてください」というような指摘がなされ、自力で考えてみるように促されます。
先生の添削は、表現や文章構成を主に見てくださるのです。
例えば、「この構成だと、・・・・なので、論理がつながっていないように思います」「この表現は不自然です」「ここの思考の流れは下記のようになります(※先生がシェーマをつけてくださる)」というような感じです。
そして、適宜、参考文献のページ数も引用してくださり、1件の添削をするのに、じっくりと時間を掛けてくださっていることが伝わってきました。また、予備校の答練や模試を受けていると、「上から目線」の添削や、「人格を否定されているかのような酷いコメント」を受けることがあります。
他の受験生のSNSでも同様の感想が述べられていることから、これは私に限ったことではないのだと推察します。安田先生は、指摘の内容は厳しいものの、決して上から目線ではなく、非常にフランクな感じで、疑問点の質問などのコミュニケーションが取りやすかったです。
安田先生の添削の威力を感じたので、2019年5月より、苦手と考えていた民法に加え、レベルアップを図りたいと考えていた行政法、民訴法についてもオンライン添削を申し込みました。
そして、これまで受けていた個別指導を受けることをやめました。
安田先生の添削を受けるようになってから、実力が急に上がったことを実感できました。日に日に文章表現力が向上しているような実感です。そして、添削を受けていない科目についても、模試などでの成績が相乗的に上昇しました。2019年の予備試験直前模試では、T社, I社ともに上位数%に入ることができました。
★予備試験本番~結果発表まで
2019年予備試験論文式試験は、ギリギリ数点差で合格に滑り込みました。
ギリギリの合格とのことで、超上位を取れた直前模試と比較するとかなり失敗したことにはなるのですが、合格したのは安田先生のおかげと断言できます。模試と比べて失敗した原因は、論点落としです。模試とは異なって、捻りのある本試験ですので、知識が少ない私の弱点が出てしまった訳ですが、論点抽出は他人の力で何とかなるものではありません。
以下に、安田先生のご指導が合格に直結した点について具体的に記載します。
・憲法 (2018年 F→ 2019年 A)
憲法は、本番での答案は我ながらかなりひどい仕上がりだと思っていました。せっかくの安田先生のご指導が活かせなかった・・・(涙)と落ち込みもしました。現に、安田先生ではない合格者の方に評価していただいたところ、「Fの可能性が高い」と酷評されました。しかし、蓋を開けてみるとA評価をいただいております。
これは、安田先生よりご指導いただいた基礎的な文章力、表現力のおかげだと思っています。安田先生は、憲法の基準の立て方一つにしても、言葉の使い方について繊細な指導をしてくださいました。その成果が憲法のレベルアップにつながったのだと思います。ちなみに、レベルアップするまでに3カ月でこなせた問題数はオンライン添削のプラン20問全てではなく、そのうちわずか7問です。先生の添削は、数通受けるだけでかなりの効果があるといえます。
・行政法(2018年 C→ 2019年 B)
行政法は、2018年はなんとなく書けたつもりでしたがC評価でした。法令の仕組み解釈や、表現について甘さがあり、AB答案にならなかったものと考えました。2019年の行政法では、設問1にて基本的な問題である原告適格が出題されました。
私は、試験前の6月に安田先生から原告適格の添削を受けていました。原告適格は、同じ内容を記載していても、構成の仕方、書き方で大きく差がつくものだと思います。私は原告適格の構成に修正の余地が大きいことを直前に指摘していただけたので、論述の流れを頭でイメージトレーニングしていました。本番では先生の指摘を活かし、自信を持って回答することができました。
私は、行政法の設問2の構成を完全に筋違いで(裁量の逸脱濫用という枠組みで)書いてしまったのですが、それでもB評価を頂いたことから、設問1についてはかなりの高評価をいただけたものだと思います。
・民法(2018年 F→2019年 B)
民法は、範囲が膨大であり、論点をカバーするだけで大変で、苦手意識があったので、安田先生に添削をお願いしました。安田先生は、基本をしっかり論じるよう指導してくださいました。例えば、民法177条の第三者について、私は、「Aは177条の第三者にあたるから、・・・」等と当たり前のようにさらっと流して書く癖がありました。しかし、安田先生の添削では、177条の第三者に該当するかどうかについて、簡単でもいいので規範を出すべきだ、とご指導をいただきました。
2019年の民法設問1では、177条の第三者の基本問題が出題されましたので、私は先生のコメントを試験中に思い出し、丁寧に177条の規範をあげ、当てはめるように心がけました。その結果、重要論点である法定地上権を落とし(借地借家法類推という謎理論で構成)、設問2も間違えてしまったのですが、B評価をいただきました。
(ちなみに民訴法は、設問1,2ともに完全に論点落としをしたので、評価は悪かったですが、これは添削の有無に関わらず自分の問題でした)
以上をまとめますと、安田先生の添削に出会わなければ、少なくとも原告適格の構成は改善されていなかったので、数点差での滑り込み合格は「100%」ありませんでした。たかが数点差ですが、合格は合格です。
私は知識不足を、安田先生の添削に出会ってからわずか3カ月の間に短期集中で鍛えていただいた表現力、文章力でカバーして合格を勝ち取ったと自負しております。
安田先生のおかげで、予備試験論文合格という社会人にとって一番の律速段階を超えることができましたので、先生には感謝してもしきれません。
安田先生の優秀さ、素晴らしさについて1人でも多くの受験生に知ってほしい・・・
と言いたい所ですが、とっておきのお店を秘密にしておきたいのと同様に、本当は、未だ誰にも教えたくありません。安田先生が更に忙しくなって私の司法試験対策の添削をしてくださる時間が減ると困ってしまうからです(苦笑)。
ですが、心底やる気があって努力を続けているが、成果が上がっていない、もしくは打開策を見いだせてない方には、人生の貴重な時間を有効に活用するために、安田先生の指導を受けられることをお勧め致します!!!
以上
安田のコメント
以下は安田のコメントです。
Aさん,合格体験記,ありがとうございます。
5000文字を超える力作だったので,他の受験生の皆さんの役に立つこと間違いなしだと思います。
添削により日に日に答案が改善していったのを感じておりました。
数点差の合格でも,合格ラインを超えているのとそうでないのとでは大きな違いです。
このまま司法試験本番も突破してください!!
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