予備自衛官について | 菊地たかよし(仙台市議会議員)のブログ

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実は、わたくしは予備自衛官です。

過日、関係する機関誌の創刊号に投稿をしました。

以下、掲載しますので、ご覧ください。

 

 

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予備自衛官 予備二等陸佐 菊地 崇良 

(職業/仙台市議会議員)

 

 防衛省移行10周年の記念すべき年に、宮城地方協力本部から予備自衛官に関する機関紙が発行されましたことについて、心よりお慶び申し上げます。

 私は、一般幹部候補生として平成5年に陸上自衛隊に入隊し、主に普通科部隊、東北方面総監部、陸上幕僚監部等の勤務を経た後、思うところがあって平成22年12月に依願退職をしましたが、私たちの愛するふるさとの平和と独立に万一のことがあれば進んで事に臨まんとの思いで予備自衛官に登録しております。

この10年の間でも、あの東日本大震災をはじめとする地震・豪雨等による国内外での数々の災害対応、南スーダンや海賊対処などの国際平和協力業務等、また、わが国周辺で繰り返される核・弾道ミサイル開発のほか、不透明な軍事力の強化を背景とした国際秩序に反する敵対的行動や、初めて年間1,000回を超した領空侵犯等への対応など、私たちの生活を脅かす事態は多発しており、自衛隊の存在はますます重要度を増しております。現役の隊員諸官の日々のご尽力と献身に深く思いを致すものです。同時に、防衛力の一部をともに担う私たち予備自衛官の責務と役割に身の引き締まる思いが致します。

本機関誌の創刊にあたり、予備自衛官制度創設60周年記念に寄せられた内閣総理大臣からのメッセージを読み返しながら、その歩みと期待について確認したいと思います。

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(前略)~ 国家の緊急事態において、防衛力を迅速に拡充し得る予備自衛官制度は、我が国の安全保障の最終的な担保であり、文字通り、我が国防衛の礎であります。予備自衛官一人ひとりの存在が、国民の命と平和な暮らしを守り抜くとの、我が国の確固たる意志を示すものと言えるでしょう。先の東日本大震災においては、陸・海・空あわせて約1,700名が招集され、極めて過酷な条件の下、被災者支援の任務を見事に完遂したのは、我々の記憶に新しいところです。雇用企業の皆様も、これを誇りに思われているということを伺い、大変嬉しく思っています。

 平素は社会人や学生など、多忙な時間の中で訓練に励み、事に臨んでは、自衛官として身をもって責務の完遂に努め、国民の負託に応える、高い志をもつ予備自衛官の姿は、心強く、頼もしく、我が国の誇りであります。自衛隊の最高指揮官として、改めて深甚なる敬意を表します。

 予備自衛官がその職責を果たすためには、ご家族や雇用企業の皆様など、周囲のご理解とご協力が欠かせません。多くの皆様に支えられてこそ円滑に運営される制度といえます。ご家族の皆様、雇用企業の皆様はじめ、予備自衛官を支えて頂いている皆様に、心から感謝申し上げます。

 我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。我が国の平和は、我々自身で築き上げるほかに道はありません。予備自衛官の諸官の一層のご活躍と、予備自衛官制度の充実・発展を祈念いたします。
(平成26年8月25日 内閣総理大臣 安倍晋三)
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現在、予備自衛官等の員数は6万人余りとなっており、陸・海・空の常備自衛官約25万人と省職員を合わせた計約33万人の内、いまや2割を担うまでになっております。

平成25年に策定された新たな防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画(26~30年度)で目指す補完的防衛力としてのみならず、社会の広範な分野でそれぞれ活躍する予備自衛官の知識と経験、また、地域社会におけるネットワークは、有事は言うに及ばず、平素から地方公共団体や関係機関、民間団体や地域住民等との連携強化にも大きな力を発揮し、家族支援も含め総合的防衛体制の構築に大いに寄与する力を有していると確信しております。

今後、私自身もわが国防衛になお貢献するとともに、更なる予備自衛官の登録のための周知・広報に努めて参りたいと思います。

 
発行:自衛隊宮城地方協力本部予備自衛官課
『予備自通信/平成29年11月7日〈秋号〉』
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