まほろ「今日は摩利支天(まりしてん)について話していくよ。摩利支天は、武士たちに特に信仰された神仏のひとつで、戦国時代の武将たちにも崇敬されていたんだ。」

 

真央「摩利支天って、あまり馴染みがないけど、どんな神様なの?」

まほろ「摩利支天は元々、インドの神話に登場する太陽の化身で、『陽炎(かげろう)』の神とも言われているよ。仏教に取り入れられてからは、戦いを司る護法神として崇められるようになったんだ。」

真央「陽炎の神って、ちょっと幻想的だね。でも、どうして武士に信仰されたの?」

まほろ「摩利支天は、陽炎のように姿が捉えにくいことから、『敵に見つからない』というご利益があるとされたんだ。つまり、戦場で姿を隠し、敵の攻撃をかわす守護神として信仰されたんだよ。」

真央「なるほど、それは戦国武将にとって心強いね!具体的に、誰が信仰していたの?」

まほろ「有名なのは、徳川家康や上杉謙信、そして真田幸村も摩利支天を信仰していたといわれているよ。特に、真田幸村は摩利支天の加護を受けて、幾度となく危機を乗り越えたとも言われているね。」

真央「戦国時代の猛者たちが信仰していたなんて、かなり頼もしい神様なんだね。」

まほろ「そうだね。摩利支天は単なる戦の神というだけじゃなくて、強運をもたらす神でもあるんだ。だから、現代でも勝負事やビジネスの成功を願う人に信仰されているよ。」

真央「へえ、ビジネスにもご利益があるんだ!どこで摩利支天を祀っているお寺に行けるの?」

まほろ「有名なのは、東京の『摩利支天徳大寺』や、長野の『善光寺』にある摩利支天堂かな。他にも、全国に摩利支天を祀るお寺があるよ。」

真央「機会があったらお参りしてみたいな。摩利支天って、知れば知るほど奥が深い神様だね。」

まほろ「うん、特に運を味方につけたい人にはおすすめの神様だね。摩利支天のご加護を受けて、自分の道を切り開いていこう!」

 

 


スピリチュアルな視点から見る摩利支天

真央「でも、スピリチュアルな観点では、摩利支天はどんな存在なの?」

まほろ「摩利支天は、陽炎の神とされることから、現実の枠を超えた存在と見ることもできるよ。姿を見せたり隠したりする性質は、霊的な次元とも関係があると言われていて、護法神としての役割を果たすと考えられているんだ。」

真央「それって、現代においてはどういう意味を持つの?」

まほろ「例えば、直感力やインスピレーションを高める手助けをする存在として捉えられることもあるよ。見えないものを感じ取る力を強めたり、運命の転機を迎えるときに導きを与えてくれるとも言われているね。」

真央「そう考えると、戦国時代の武将たちだけじゃなくて、現代の私たちにも必要な神様かもしれないね。」

まほろ「そうだね。仕事や人間関係で迷ったときに、摩利支天のエネルギーを意識すると、見えない道が開けるかもしれないよ。」

真央「なるほど!今度、摩利支天を祀っているお寺に行って、ぜひエネルギーを感じてみたいな。」

まほろ「うん、摩利支天のパワーをしっかり受け取って、自分の運命を切り拓いていこう!」