ウルフヘッドの誕生 | TAKAYAN'S ROOM

TAKAYAN'S ROOM

主に本を楽しんでいます。
読みにくい場合はPC版で閲覧してください。

ウルフヘッド・シリーズの上巻です。著者は林友彦です。



1989年に刊行されました。



二つの姿を持つワー・アニマルが主人公です。



満月の夜、草原を駆け抜ける少女… この作品のヒロインであるスミアです。
彼女は森の中で巨大なオオカミを見つけました。
オオカミは眠っています。そのオオカミにヒルの化け物が迫っています。
危ない…! 思わずスミアは大声を上げました。




少女の悲鳴を聞いたオオカミは目を覚まします。このオオカミこそがウルフヘッドです。
ウルフヘッドは瞬く間にヒルを倒すと、人間の姿に変わりました。
そして気絶しているスミアに近づきます。


目を覚ましたスミアはウルフヘッドに全てを打ち明けます。
グリーディガッドという妖術師に大勢の子供が拐われたこと…
このままでは、彼らはバアル神の生贄にされてしまうということ…




ウルフヘッドとスミアの旅が始まります。




当然ですが、平穏な旅ではありません。数々の敵が立ちはだかります。



このゲームブックでは、絶対にスミアを死なせてはいけません。
彼女が死ぬと、その時点でゲームオーバーになってしまうからです。





スミア以外にも仲間になってくれる者がいます。
下巻(ウルフヘッドの逆襲)の冒険に備えて、多くの仲間を集めましょう。




仲間のステータスや持ち物を記入するシートも付属します。


管理しなければならない情報が多く、気軽に始められない作品です。
しかし、完成度が高いことは確かです。