ワタシはフェルナンデスFRシリーズの沼にハマってしまったのか?まずはヘッド形状の違いに注目。左は90年代以降の比較的新しいタイプだが、右が80年代までの旧型でスモールヘッドと呼ばれて比較的人気があるようだ。また角度が付けられたFGZと同じ黒いヘッドのFRもある。
一番迷うのがトレモロシステムだ。フェルナンデスのFSTには左のようなFroyd Roseタイプの他にも、右のボールエンドを切らなくていい画期的なFRT-8がある。またピンエッジトレモロというシンクロナイズドトレモロの進化系や、Wilkinsonのブリッジなど年代やグレードによって様々なタイプが導入されている。Froyd Roseタイプにもいくつか種類があり、コマごとに弦高調整できる物もある。
ネックのジョイントにも左のDetachableという一般的なプレート付きの他にプレートのないBolt-onタイプや、右のような4Bolt-onでHeel-Less Jointの物もあり、上位グレードにはスルーネックまである。上位モデルや新しいものにはプレートなしのタイプが多く、現代的なプレースタイルに対応しているようだ。
ヘッドの形状だけでなく、ブランドロゴも変更されている。近年のモデル(と言っても十分ヴィンテージだけど)には右のロゴが使われていて、ネック裏にMade in Chinaのシールがあったりする。そもそもフェルナンデスには自社工場がなく、OEM供給したメーカーや工場、生産国などの特定は非常に難しいようだ。あまり難しく考えずに、自分なりのモノサシでお気に入りの一台を見つけるのがいいのかも…。



