“エアコン嫌い“のための夏の暮らしかた講座②〜断熱気密と換気のカンケイ〜《田原のブログ》 | たかつき通信・新築リフォーム耐震補強、木の家を自社大工が責任施工のたかつきホーム&サイエンスホーム東山口店・山口県田布施町株式会社高月工務店
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みなさまこんにちは^ ^ 

たかつきホームクローバーホームアドバイザーの田原です。



早速ですが、そもそもエアコンの選び方を間違っている方、多いです。


間違いだらけのエアコン選び 「過大能力」避ける常識 - 日経ホームビルダー



昭和の経済高度成長期を支えた一角でもあった白モノ家電メーカーのおかげで、日本の住宅は断熱性能を高めなくともそれなりに快適に過ごすことが出来てきました。


このように、快適温度に改善された空気が、水が網目をすり抜けるようにどんどんと家の外に放出されても、優秀な白モノ家電(エアコン)によって、その量を上回る快適温度の空気が室内に供給されるからこそ、ある程度快適に過ごせてきた訳です。


そうして、そのような家用の空調性能として選定された能力の機器がこちらのリスト。


ですから、




このように室内外の境界の断熱気密性能を高めた家が主流となる中で、


エアコンを従来の選び方で決めるとオーバースペックになるよ!


というのが最初の記事の指摘です。


※最近リフォームした方のお宅のエアコンシミュレーター。20畳を超える部屋も、余裕を持っても14畳用エアコンで十分だという試算結果に。





エアコン嫌いの方にこれだけはお伝えしたい!…と思うのは、とにかく


温熱機器の効きは家の断熱気密性能に起因する。


ということです。


家の断熱気密性能を向上して、エアコンのオーバースペックを改善するのが何より先決!!



※我が家の年間光熱費の月平均シミュレーション値。冷暖房費よりも他の電気代の割合の方が大きくなります。家電とかが意外と多いんですよ!





エアコンの風が直接当たる場所は少し難ありですが、それ以外の場所はここがしっかり押さえられたらそこまで気になりません。


最近流行りの、6畳用エアコンで家を丸ごと空調するエコハウスなんかも、断熱気密性能が高いから成せることなのです。




コロナ禍において、高断熱高気密住宅はウイルスが蔓延するなどというとんでもガセネタが発生していてそれもまた深刻でしたが、


どんな換気手法をとっても、絶対的に高気密高断熱のほうが優位です。(スキマだらけで空気ダダ漏れの家は、今回は温調前提なので除外で😅)






もし家を換気する場合、方法としてはおおまかに3種類でしょう。

・自然換気

・機械換気

・重力換気





【自然換気】



まず、自然換気について、

窓を開けるなどして、外の風を家の中に入れる。風の力を利用して換気する方法が自然換気です。



最近はウインドキャッチ窓など、風を出来るだけ有効に家の中に取り込みための窓も存在しますが、この自然換気は外の風の強さ、風向に依存するため、計画的な換気を行なうことはできません。


計画的な換気を行なうの有効なのは、他の二つの選択肢になります。同時にこの二つには、家の気密性がとっても大切になります。





【機械換気】

三菱HEMS対応換気システム 特長


機械換気については、24時間換気システムなどでお馴染みの電気を使った換気扇の取付を以て行なう換気方法です。



特に、こういうプロペラタイプのファンを利用して換気を行なう場合、換気扇の近くに穴があると、そこから空気を吸い込んでしまい、ちゃんと換気が出来ないんです。

ホースに穴のあいた掃除機とか、使ったことありませんか?


新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項をまとめました。- トルネックスコラム


例えば中気密中断熱住宅とか、そういう類の家の場合、このショートサーキットという換気の不具合を起こしてちゃんと家の中の換気が出来ません。

換気システムの導入の際には、家の気密性も要チェックなのですね〜。




【重力換気】



そして、電気を使わず換気を機能ためにも最も重要なのがこの重力換気!!!


温度が暖かくなると比重が軽くなる特性を活かして、給気口を低く、排気口を高く設定する事で、家の中で暖まった空気を高い排気口から出し、新しい空気を給気口から取り入れる仕組みになります。


エアコンを(電気も?)使わず、換気だけでやり過ごそうと思うのであれば、この方法が換気量の確保ができて、一番有効でしょう。





たかつきホームの事務所も排煙窓があるため、ここを開けると玄関の吹き抜けから風が上がってある程度快適に過ごせるのですが、

これだけの大開口を家の高い位置に確保するというのは、木造の家づくりでは耐震面も含め心配事が多く、至難の業にはなりそうです。。


そして、こちらもやはり換気経路のことや温調空気の利活用のことまで考えると、気密性能が重要になってきます。




夏場、冬場に適温にした快適空気まで簡単に家の外に出ていかれては困りますものね。汗




ですから、出来るだけエアコンをはじめとした温調機器を使いたくはないものの、必要な時は最小限でしっかり効かせたいと思われるのであれば、

断熱と気密にはしっかりこだわるべきだということなんです。




そうすれば、ダダ漏れする温調空気を、それ以上に入れ続けるために常に高出力な乾いた不快な風に体を晒し続けなくても、

例えエアコンでもちょっとのエネルギーで有効に室温を快適にすることはできるということなんです!!



どんなシチュエーションにも対応できる高気密高断熱、最強ですね!!




とはいえ、高気密高断熱空間に快適な空気が存在しないと意味がないですから、その快適な空気とはどんなものなのか、来週は考えてみたいと思います。




それでは、また来週お目にかかります。 

みなさまの暮らしが、いつも安全で快適なものでありますようにクローバー