2016年洋楽アルバムベスト50 | novel2017のブログ

 

ここでは、海外で2016年にリリースされたアルバム、EP、ダウンロードのみのアルバムの中で最も優れた50作品をランキング化。個人の趣味であり、聴いた限りのランキングなのでとくに深い意味はない。

2016年ベストランキング・グラノベ賞

 

 

 

 

 

50位 David Bowie - Blackstar

 

49位 THE LAST SHADOW PUPPETS - Everything You've Come To Expect

 

 

48位 SAFIA - INTERNAL

 

 

47位 Daughter - Not To Disappear

 

 

46位 The Strokes - Future Present Past E.P.

 

 

45位 Eliot Sumner - Information

 

 

44位 Green Day - Revolution Radio

 

 

43位 Public Access TV - Never Enough

 

 

42位 ANOHNI - Hopelessness

 

 

41位 Mystery Jets - Curve of the Earth

 

 

40位 DNCE - DNCE

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39位 Weezer - Weezer

 

 

38位 Modern Baseball - Holy Ghost

 

 

37位 STING - 57TH & 9TH

 

 

36位 The Hotelier - Goodness

 

 

35位 The 1975 - I Like It When You Sleep, For You Are So Beautiful Yet So

 

 

34位 Leonard Cohen -  you want it darker

 

 

33位 The Weeknd - Starboy

 

 

32位 Teen Suicide - It's The Big Joyous Celebration, Let's Stir the Honeypot

 

 

31位 Kanye West - The Life of Pablo

 

 

30位 breakbot - Still Waters

 

 

29位 Chaleur Humaine - Christine and the Queens

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28位 Corinne Bailey Rae  - The Heart Speaks in Whispers

 

 

27位 Lady Gaga - Joanne

 

 

26位 Beyonce - Lemonade

 

 

25位 Solange - A Seat at the Table

 

 

24位 Hyukoh - 20

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23位 Glass Animals - How To Be A Human Beings

 

 

22位 flume - skin

 

 

21位 Hailee Steinfeld - HAIZ

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20位 Francis and the Lights - FAREWELL,STARLITE!

 

 

19位 Lonelady - HINTERLAND

 

 

18位 Nicolas Jaar - Sirens

 

 

17位 Andy Stott - too many voices

 

 

16位 Blood Orange - Freetown Sound

 

 

15位 The Album Leaf - BETWEEN WAVES

 

 

14位 PJ Harvey -  The Hope Six Demolition Project

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13位 James Blake - The Colour In Anything

 

 

12位 RED HOT CHILLI PEPPERS - The Getaway 

 

 

11位 The Avalanches - Wildflower

 

 

 

 

 

 

10位 GoGo Penguin - Man Made Object

かわいらしい名前だがメンバーもかわいらしい。ということは音楽もやはりかわいい。落ち着いたピアノジャズなんだけど決してシックになり過ぎず、お高くとまらない。子気味の良いドラムと細かいリズムでピアノがはじけていく。3ピースジャズバンドの理想形(個人的な意見です)であるピアノベースドラムが悪いわけがないじゃないか。ばかか(個人的な意見です)。

 

 

 

 

 

9位 Frank Ocean - Blonde

間違いなく彼のアルバムは今年の音楽シーンを象徴するものとなった。夏頃、突如公式サイトが動き出しなぞのループ映像を公開。日を重ねるごとにループ映像に変化が見られ、ついに新曲を発表。待ち焦がれた多くのフランクファンは興奮を抑えきれない様子だった。前作「Channel Orange」は世界中から大絶賛され、一躍彼はホットなアーティストとして注目されるようになった。彼に重圧はあったのだろうか。そんな馬鹿げた事すらふと考えてしまうほど、肩肘の張らない堂々としたアルバムだった。フィジカルリリースはなく(なんか海外でちょっと始まったみたいだけど)、ダウンロードのみというのもまたセンセーショナルで彼らしい。私としてはやはり手元に形としてほしい人間なのでフィジカル化してほしいんだけどね。はっきり言って彼の音楽を正当に評価できるような人間じゃない。だってわからないんだもん。音楽をそれなりに聴いてるって言ったって所詮楽譜すら読めないポンコツがどれだけ聴こうが糠に釘。今ありゃしない。こんな崇高な音楽を語る言葉すら持ち合わせていないので、解説はプロにお任せしようと思う。だから私が言うべきことはこれだけ。

 

「絶対聴けバーカ」

 

 

 

 

8位 Ingrid Michaelson - It Doesn't Have To Make Sense

母親を失った悲しみをそのまま投影させたイングリッドマイケルソンのアルバム。まんま母親のことを歌った曲や遠回しに愛を伝える曲。とにかく愛が多い。それも男女の愛ではない。切っても切り離せない愛だ。彼女自身、離婚も経験し、子供もたぶんいない。彼女の愛はどこに向かって放たれようとしているのか。愛に飢えてるんじゃない。愛で溺れているんだ。溢れんばかりの愛を放つ先を探す彼女だからこそここまで愛におぼれた内省的なアルバムに仕上がったのだろう。

私は彼女を奇しくも同じ年にアルバムを出した宇多田ヒカルと重ねてしまった。宇多田ヒカル自身も母親の死を乗り越えそのまま「道」や「花束を君に」という曲でアプローチしてみせたのは記憶に新しい。しかし宇多田には子供がいる。離婚もしたが新しい旦那もいる。愛のゆくえは明らかだ。この両者は似ているのに違う。二人を重ねてよりイングリッドマイケルソンを愛おしく感じてしまうのは私だけだろうか。

 

 

 

7位 BADBADNOTGOOD - Ⅳ

 

BBNGとはいったい何だろうかとたまに思う。ジャズなのかダブなのかはたまた全然違うジャンルなのか。あらたにメンバーを追加し4人体制となって初めてのアルバム。全体的に短めなアルバムになっているが密度は十分。サックスを前面に押し出しメロディアスさが強調されている。前作のディープな世界からは少し位置が違うようにも思える。ちなみにこのアルバムは私がイギリスに行ったときにロンドンで買ったのだが、なんだかそれだけでちょっと誇らしげなんだ。バカみたいだろう?

 

 

 6位 Lapsley - Long Way Home

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美しいは正義だ。この半分メンチ切ってるようなジャケットから想像もつかない耽美な歌声が我々の脳を支配する。名前もまともによめないのだが、どうして海外はこうも次々とでてくるかね。特に突飛なことはしていない至ってシンプルなアルバムなのだが、それがまたリピートを誘う。しかしなんだこのジャケットは。改めて思う。口半開きなのが怖い。

 

 

 

 

5位 White Lung - Paradise

パッと聞いてパッと理解できる音楽。それがパンクだったり広義でのロックのメリットなんだとしたら、white lungの楽曲はデメリットの塊なのかもしれない。衝動的にかき鳴らす轟音ギターと正気を失ったかのようなBPMで叩き続けるドラムからはそんな風にも思えないのだが、どうも楽曲を聴けば聴くほどそう感じてしまうのだ。不気味さすら感じるしなんだかよくわからない。彼女たちはなにをそんなに音楽に思いをこじつけているのか。おもしろいなあと感じた。あとジャケットが最高にクール。今年一番のお気に入り。飾っておきたい。

 

 

 

 

 

 

4位 Bon Iver - 22, A Million

ボンイヴェールとフランシスアンドザライツ、ジェイムスブレイク。この三人は非常にホットで蜜月な関係だったようにも思う。三者すべてが関わっているわけではないが、互いをゲストに迎えあったり、有名なアーティストたちとコラボしたりと、シーンに燦然と輝くクリエイターだった。ボンイヴェールは前作よりもよりディープな世界観を描いてみせた。つかみどころがないようで、一方でとても分かりやすく「きれい」だ。音楽に詳しくなくても、彼の文脈を読み取れなくても、「あ、こういうのいいよね」って簡単にいってしまえるほど人懐っこい楽曲ばかり。ボーカルを重ねることもエフェクトをかけることも全て計算つくされ、一つだって無駄が無い。こんなアルバムを作れた暁にはどんな世界が待っているのだろう。それが気になって仕方がない。

 

 

 

 

 

 

3位 Mitski - Puberty 2

日本とアメリカのハーフのMitski。住処を転々とし、それがゆえに抱えるマイノリティ意識をうまくアルバムに落とし込んでいる。切ない歌詞とかき鳴らされたギターサウンドは無条件で人の心を動かし根こそぎ奪っていく。「Your Best American Girl」はやはりこのアルバムを語るうえで外すことのできない楽曲だろう。まずはぜひこの曲から。ここから彼女の世界に導かれてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2位 RADIOHEAD - A Moon Shaped Pool

 

 Radioheadの最新作はジワジワとハマっていくスルメタイプ。常に「実験要素が〜」とかそういう言葉でまとめられがちな彼らだが、今作は実験要素よりももっと自省的な、トム自身に立ち返ったような、そんな作品になっている。確固たる意志や何か外部に対しての強い憤りよりは個人に問いかけるような、そんなアルバムだったんじゃないかと個人的には解釈している。正直言っていままでのどのアルバムより聴き込みたくなる作品だと思う。BendsやKid Aばっか聴いてる人だけど、もうレディへと言えばこのアルバムだと言ってしまってもいいんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1位 Chance The Rapper - Coloring Book

圧倒的にかっこいい。そして面白い。面白いって大事。ノレるとか歌えるとか感動するのもいいけど、聴いてて面白いって音楽の根本でもあるし、それを感じられたというのは凄く貴重な経験。歌詞の意味は知らないし知る気もない(なぜか洋楽の時だけ全然英語が聞き取れない、多分聞く気がないんだろう)。彼のキャリアやこのアルバムに対する思い、世間の反応やら文脈の分析なんかもしていない。だから語ることは何もないが彼の音楽をシェアしたい、いいよねって言って回りたい、そんな気持ちに駆られる。ラップだけど力んでなくていろんなR&Bの人達とコラボしたりお菓子のCM出たり、そんな気さくな人柄ってとても今時だなぁと。海外も日本も今同じ方向に向かいつつあるのかな、若者は。アメリカにも「〇〇離れ」とかあるんだろうか。政治離れはトランプとヒラリーのせいでありそうだけど。

 

 

 

 

 

総評

今年は全体として音楽を聴く量が減っているので相対的に洋楽の聴く量も少なかったです。これは反省点。自分から探しに行くこともありませんでした。まあ今年の初めに「自分から無理に探さない、気楽にやる」と宣言していたので、その通り実行できたといえばそうなるのですが。

それにしても豊富な一年だった。大好きなバンドやアーティストが次から次へと新譜を発表し、お金が尽きるかと。Radiohead、james blake、RHCPの三連続はさすがに焦った。来年もたくさん聴けたらいいなあなんて思っている。