「葬式の名人」 野球部室で「同葬会」 | てるてるの小屋

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T-joySEIBU大泉で、新作の映画を観ました。

「葬式の名人」
 「いばらき」と言っても、あの人気のない「茨城県」ではなく、大阪の「茨木市」が舞台。
 茨城が水戸黄門なら、茨木は川端康成であります。
 茨木市は、市制70周年の記念事業として、映画製作を依頼しました。
 依頼を受けたプロデューサーは考えました。
 茨木?どこじゃ?!(誤訳)
 川端康成さんが育ち、学んだ地である。母校の茨木高校(当時は茨木中学)を舞台に、川端康成さんの作品からエッセンスして、茨木愛に満ちた作品を作ることにしました☺️
 
 シングルマザーの渡辺雪子(前田敦子)は、小学生の息子あきお(阿比留照太)君を抱え、家賃や保険料の支払いにも窮する状況。働いてる稼ぎのほかにはブログの収益を頼りにしています。
 あきお君には、父親は大リーグをめざしてアメリカに渡っていると話しています。
 茨木高校の野球部顧問をしている教師の豊川大輔(高良健吾)さんは、かつて茨木高校野球部のキャッチャーでしたが、バッテリーを組んでいた吉田創(白洲迅)という屈指の名投手が地区予選の決勝戦で負傷退場、代わりがいなかったチームが敗退してしまったという辛い記憶があります。
 右腕の負傷で、野球ができなくなった吉田君は野球部を辞め、アメリカに渡ったとのことだったが・・・。
 その吉田君が豊川さんの目の前に現れ、拾った球を投げ返す❗
 でも、その直後吉田君は交通事故であっけなく亡くなってしまいます😭
 かつての同級生たちが集まりますが、その中に雪子さんも。
 豊川さんは「吉田をもう一度、母校の茨高へ連れて行ってやりたい❗」と提案し、みんなで吉田君の棺桶を担いで茨木の街を練り歩き、久しぶりに母校を訪れ、思い出話で盛り上がります。
 葬儀屋さんともめたため、茨木高校の食堂で通夜をやり、野球部室で「同葬会」をやることに。
 雪子さんは、あきお君とともに参加します。
 明らかになったこと、吉田君をめぐる複雑な想い、不思議なできごと・・・。
 川端康成マニアの方には、美味しいお話し。
 前田敦子さんがいいですね🙋