さて、怒濤の映画鑑賞5本立て、記事を書きましょうかな。
3月9日(土)、ユナイテッドシネマとしまえん。
1.「遺体 明日への十日間」

3月9日(土)、ユナイテッドシネマとしまえん。
1.「遺体 明日への十日間」

2年前の3月11日、東日本大震災が発生しました。
日常が大きく覆されてしまいました。
復興も道半ば。とくに福島県の原発事故は、これまでの生活を将来を左右する問題を日本が持つことを痛感させられました。
一方で、「忘れましょう、なかったことにしましょう」という風潮もちらほら見え隠れしてます。懲りない人たち。
そんななか公開されたこの作品、いろいろな思いで観られることでしょう。
震災発生以降、被災地に向かった報道、ジャーナリストたち。様々な取材やレポートがされるなか、目をそむける、報道できない対象となっていたであろう「遺体安置所」の10日間を描いた作品です。
舞台は、岩手県釜石市。地形から丘の人たちは助かり、海沿いの地域は津波に飲み込まれました。
生き残った人たちが、「遺体」を取り扱います。
中学校の体育館が「遺体安置所」に指定され、市長(佐野史郎)からそこの管理を命じられた市の職員、平賀(筒井道隆)、及川(勝地涼)、照井(志田未来)さんたちは、次々と運び込まれる遺体を前に、ただ呆然と立ち尽くすのみでした。
遺体検案をする下泉医師(佐藤浩市)や身元照合のための検歯を行う歯科医師の正木(柳葉敏郎)さんと助手の大下(酒井若菜)さんたちは、果てしなく続く作業を続けていきます。
民生委員の相葉(西田敏行)さんは、遺体安置所に顔を出して、その混乱ぶりに、市長のもとに行き、ボランティアを志願します。
かつて、葬儀社で働いていた経験をもつ相葉さんは、安否を尋ね訪れる人たちのための受付や、安置所内の清掃など、平賀さんたちに指示します。
最初は戸惑う職員たちも相葉さんの言動に学び、遺族に寄り添う対応を行うようになります。
それでも、同僚が行方不明の及川さんは、仕事をする気力を失っています。
「安置所に祭壇を作りましょう」と提案する照井さん。
駆けつけた住職(國村隼)さんの読経に手を合わす人たち。でもあまりの状況に読経が途切れてしまう・・・。
遺体の運搬作業を行う松田(沢村一樹)さんも、安置所で作業する人たちも、遺体のなかに知り合いやお世話になった人を見つけ、愕然とします。
一日も早く身元が判明し、遺族のもとに返してあげたい。
でも、棺は?火葬場が動かないなかでどうする?
人たちは、「やるべし!」と声を掛け合いながら、頑張っていきます。
震災から2か月後の5月18日、遺体安置所はその役目を終え、閉鎖されました・・・。
置かれた状況のもとで、自分はなにができるんだろうか?
涙を流しながらそんな思いで観ておりました。
目をそむけず、多くの人たちに観ていただきたい作品ですね。
日常が大きく覆されてしまいました。
復興も道半ば。とくに福島県の原発事故は、これまでの生活を将来を左右する問題を日本が持つことを痛感させられました。
一方で、「忘れましょう、なかったことにしましょう」という風潮もちらほら見え隠れしてます。懲りない人たち。
そんななか公開されたこの作品、いろいろな思いで観られることでしょう。
震災発生以降、被災地に向かった報道、ジャーナリストたち。様々な取材やレポートがされるなか、目をそむける、報道できない対象となっていたであろう「遺体安置所」の10日間を描いた作品です。
舞台は、岩手県釜石市。地形から丘の人たちは助かり、海沿いの地域は津波に飲み込まれました。
生き残った人たちが、「遺体」を取り扱います。
中学校の体育館が「遺体安置所」に指定され、市長(佐野史郎)からそこの管理を命じられた市の職員、平賀(筒井道隆)、及川(勝地涼)、照井(志田未来)さんたちは、次々と運び込まれる遺体を前に、ただ呆然と立ち尽くすのみでした。
遺体検案をする下泉医師(佐藤浩市)や身元照合のための検歯を行う歯科医師の正木(柳葉敏郎)さんと助手の大下(酒井若菜)さんたちは、果てしなく続く作業を続けていきます。
民生委員の相葉(西田敏行)さんは、遺体安置所に顔を出して、その混乱ぶりに、市長のもとに行き、ボランティアを志願します。
かつて、葬儀社で働いていた経験をもつ相葉さんは、安否を尋ね訪れる人たちのための受付や、安置所内の清掃など、平賀さんたちに指示します。
最初は戸惑う職員たちも相葉さんの言動に学び、遺族に寄り添う対応を行うようになります。
それでも、同僚が行方不明の及川さんは、仕事をする気力を失っています。
「安置所に祭壇を作りましょう」と提案する照井さん。
駆けつけた住職(國村隼)さんの読経に手を合わす人たち。でもあまりの状況に読経が途切れてしまう・・・。
遺体の運搬作業を行う松田(沢村一樹)さんも、安置所で作業する人たちも、遺体のなかに知り合いやお世話になった人を見つけ、愕然とします。
一日も早く身元が判明し、遺族のもとに返してあげたい。
でも、棺は?火葬場が動かないなかでどうする?
人たちは、「やるべし!」と声を掛け合いながら、頑張っていきます。
震災から2か月後の5月18日、遺体安置所はその役目を終え、閉鎖されました・・・。
置かれた状況のもとで、自分はなにができるんだろうか?
涙を流しながらそんな思いで観ておりました。
目をそむけず、多くの人たちに観ていただきたい作品ですね。