“湯の街 別府  温泉はじめ魅力がたくさ~ん!”

こんばんは、本日2つ目の記事です!
1つ目の記事もぜひご覧くださいね♪
http://ameblo.jp/takatch/entry-11412431806.html

本日は、別府市で行われた「おおいた別府ジオシンポジウム」に参加してまいりました!
おおいたジオシンポジウムに参加するのは今回で3回目です!


<過去の記事>
○「おおいた豊後大野ジオシンポジウム」(2011年11月)
http://bungo-ohno-seinen.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-3a41.html
  http://bungo-ohno-seinen.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-f3b9.html
○「ONSENジオシンポジウム(別府・由布・九重)」(2011年12月)
http://ameblo.jp/takatch/entry-11111596240.html

<ジオパークとは>
「大地・地質の公園」と直訳できます。
地質・地形といった自然、そしてそれを活用した文化に親しむことができる公園のことです。
世界自然遺産のように自然を保護するだけでなく、むしろそれを活用することが大切です!
例えば、岩石を活用して生活用石橋とする、地域住民が地元の地質・自然に興味を持っているなどです。
現在大分県では、豊後大野市と姫島村がジオパークの認定に向けて動いています!


さて、今年度も県内各地でジオシンポジウムが行われています。
現時点では4箇所開催。すでに竹田、九重で行われました。
3ヶ所目は今回の別府です。
午前中は講義・発表のジオシンポジウム、午後は別府市内の地質遺産(ジオサイト)を巡るジオウォークが行われました。
今回私は両方に参加しました。
以下、今回の模様を簡単に紹介します!


【ジオシンポジウム】
※以下、私のメモ書きを紹介します。あくまでも一個人のまとめであり、これがすべてではございませんことをご了承願います。

<基調講演 「別府温泉はなぜ日本一なのか」>
講師:大沢 信二 氏(京都大学大学院理学研究科 附属地球熱学研究施設 教授)
温泉の仕組み、断層から別府温泉を説明されておりました。
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[メモ書き]
・温泉水の涵養…高地部でも行われる→数十年後に温泉となる
   ⇒現に温泉が湧出している箇所だけでなく、高地部でも保護活動を!(ex:不法投棄の禁止など)

・別府…断層が発達している!
    →・地下水と熱水&蒸気の交流が盛んである⇒日本一の温泉地だる所以なのでは?

・断層→「災害・地震といったマイナスの面」
    →「温泉といったプラス(恵み)の面」
    ⇒この両面があることを意識しながら、別府温泉について考える姿勢が大事だろう。


<発表 「別府の『ジオ』を楽しもう」>
発表者:堀田 秀俊 氏(大分地質学会)
別府市のある地質遺産について説明してくださいました。
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[メモ書き]
・大分地質学会、別府温泉地球博物館HPに面白い情報があるので要チェック!
 (地  質  学  会) http://www15.ocn.ne.jp/~geoloita/
 (温泉地球博物館) http://beppumuseum.jp/

・志高湖→断層でできた湖
     →通常湖は川と繋がっているが、志高湖には川はない。断層を伝って水がたまったもの。

・滝=段差・断層活動がそこにある証拠


<発表 「別府の湯けむりと町並み」> 
発表者:吉永 浩二 氏(大分県立芸術緑丘高等学校校長) 
文化財面からの発表でした。 
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[メモ書き]
・文化財…「点から、線・面へ」
    →・点:重要文化財など作品を個別に評価⇒・線・面:保存地区や文化的景観など地域単位へ

・「文化財保護=保存+活用」→活用も行っているのがポイント!

・「地球→地殻変動・地形運動→自然誕生→生物誕生→歴史・文化誕生」のサイクルで文化財は成り立っている。
 ⇒ジオもこのサイクルの視点で捉えたい

<パネル展示 別府羽室台高校「別府温泉について」>
地元の高校生が地元の温泉について調査・研究した内容が会場内で紹介されておりました。
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【ジオウォーク】
午後からは、バスを使って別府市内の地質遺産4箇所を訪ねました!

☆湯けむり展望台
別府の温泉街の様子、とりわけ湯けむり風景が見える展望台です。
新日本夜景100選にも選ばれております。
こちらでは、別府の町並みの様子把握と湯けむりの仕組みについて学習しました。

▽講師の説明を受けています。
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▽湯けむり風景。
 本日は天候も良く、見晴らし良好!
 日によって湯けむりの形態が変わるそうです。
 仕組みはよく分かっていないようですが、湿気と気温の影響があるのではとのこと。
 「別府は何度来てもよい。景色(湯けむり風景)が毎回異なっているから。」という研究家
 「一日何度来ても楽しめる。朝来て、夕方にもまた湯けむり景色が見たい」という旅行者のエピソードが印象的でした。
▽本日の風景
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▽参考:2011年3月11日(東日本大震災発生直後あたり)の風景

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☆海地獄
別府を代表する観光地:別府地獄。
今回は、鮮やかなブルー湯を湛える海地獄を訪ねました。
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・古くは『豊後風土記』で記載があるなど、かなり古い時代から地獄が存在していたと推測。
・「湯けむり+仏教思想=地獄」の発想。そして、油谷熊八によって「地獄めぐり」が確立された。


☆明礬温泉(湯の花小屋)
国指定無形民俗文化財の湯の花づくりについて学びました。

▽現地の方の説明を受けます。
 湯の花の採取方法、効能について学びました。
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▽湯の花小屋。
藁葺き屋根です。
雨に濡れて湯の花が溶けることを防止するため、湿度の関係のためなどの説があります。
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▽地熱の地面上に敷石→その上に青粘土→その上にやがて湯の花が生成。
画面右下側が湯の花。
左上が青粘土。粘土は塗ってまだ3日目とのこと(年に1,2度交換)。
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▽明礬入りのお湯は、皮膚によい効果をもたらすそうです☆
 手湯を経験したところ、手がすべすべになりました♪
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☆十文字原展望台
別府を一望できるビュースポット。
夜景もきれいです☆
こちらでは、別府が大きな扇状地をなしていることを確認しました。
いつ見ても壮大な風景ですね~!
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…と、以上でジオウォークも終了しました。

今回、さらなる学習ができました!
最近、別府にはよく行っています。
今回ジオウォークで訪ねた4ヶ所は過去に何度も行ったことがございます。
それでも、こうして説明を聞くことで知識が増えますね!
要は、「様々な視点で物事を見るとよりおもしろい!」という感想でした☆
お世話になりましたみなさま、ありがとうございました!


さて、次回のおおいたジオシンポジウムについて紹介して結びます。

◎「おおいた 津久見ジオシンポジウム(※以下、大分県のホームページより引用)
~海洋プレートが大陸プレートに潜り込む時に剥ぎ取られた堆積物からできた、チャートと呼ばれる岩や石灰岩によるカルスト地形など、津久見の地質遺産の楽しみ方を学ぶシンポジウムです。~

日時:平成24年12月9日(日) 午前9時30分~

場所:津久見市社会福祉協議会 市民ふれあい交流センター (津久見市中央町)
http://www.pref.oita.jp/soshiki/13000/geosymposium.html
#私も参加予定です!


以上、おおいた別府ジオシンポジウムの模様でした☆ミ


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