【釜炒り茶柴本・柴本俊史(しばもと としふみ)さん】

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生産地:静岡県牧之原
代表するお茶の種類:釜炒り茶、和紅茶
農法:山羊農法、自然農法
一言で表すと「星を愛するチャレンジャー」

 

 

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釜炒り茶・柴本



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【宮崎での釜炒り茶修行】




高校卒業後、基本的なお茶作りを学ぶために静岡県立農林大学校に入学。

釜炒り茶といえば無農薬製法というのが当たり前。
しかし、静岡県では釜炒り茶も無ければ、無農薬栽培のお茶作りをしていところすら数えるほど。

確かに無農薬や有機栽培の農作物が身近になりつつあるのは最近のことで、
機械化・量産に力を入れていた20年ほど前となると、
消費者・生産者、両者共に目を向けていなかった時代だとも言える。


在学中には無農薬で釜炒り茶作りをしている、かつ、初めて飲んだ時の衝撃を受けるようなお茶作りをしている農家を探した。
そして辿り着いたのが、宮崎県のお茶農家だった。

大学卒業後は宮崎県に移り住み、本格的に釜炒り茶作りの修行が始まった。

 

 



宮崎県で品質の安定性に定評のある一心園さんで基本的な製法を学び、そこから車で一時間ほどにある宮崎茶房さんではお茶作りの研究に明け暮れた。


星マニアでもあった柴本さんは日中は釜炒り茶作り、夜は星の鑑賞と、宮崎の広大な土地は彼の探究心を大いに刺激した。





約2年半の研修が終了した後も、宮崎での活動は続いた。
静岡と宮崎では製茶時期が異なるため、静岡での製茶を終えるとすぐさま宮崎での製茶がスタートするという、多忙な日々を送った。
そんな宮崎への通いが続いたある年、
さらに彼の創作の幅を広げてくれる農家さんとの出会いに恵まれた。

釜炒りの「炒り」を日々研究している茶園さんだった。

お茶本来の特徴を生かしつつ、そのお茶に最適な炒りを施している。

さらに、無肥料でのお茶の栽培もそこで学んだ。






ここでちょっとした疑問を投げかけてみた。


「静岡県で自然栽培でお茶を作る意義とは??」


地球環境のことはもちろん、持続可能なお茶業界全体の未来を考える柴本さんの広い視野と優しい心が垣間見える答えが返ってきた。

「生産者が近くにいるので、自然農法でもちゃんとお茶が作れて、収入にもなる。ということを実証したい。」








【実践しているお茶の栽培方法、考え方】

 



「お茶だけで完結できるような栽培方法を実践したい。」

と話す。

最近は山羊に草を食べさせたり、山羊の堆肥を与える山羊農法だけではなく、
無肥料栽培にもチャレンジしている。

無肥料とは肥料を与えない・何も与えられないからゼロの状態ではなく、
空気や雨、草が生み出す自然の力が茶の木には与えられるという。

その自然本来の力を正常に戻してあげることで、人間が何か与えなくとも、お茶は取れる。
人間はその手伝いをするだけ。

 







柴本さんの畑に伺った時、彼は近くの畑にいた。
茶の木の横に水はけを助ける溝を掘っていた。


茶の木をみて、土をみて、必要最低限の手助けをしていた。




柴本さんのお茶作りの心の師匠でもある小川誠二さんの著書・「お茶に貞く(キク)」には、

人間がお茶を作るのではない。

茶の木の声を聞き、人間はそれを補助するだけ。

と説いている。

まさに、
その精神を受け継ぎ、
日々お茶に貞きながら、
教科書には載っていない自然に寄り添うお茶作りを続けている。

 



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