さて、急ぎのカスタムが…なんて書いていましたが、ブログは全然進んでないですね
次のパーツ交換の話です。
ブレーキキャリパーを交換します
キャリパーはやっぱりブレンボです
現状の確認から
いま使用しているのはブレンボの65mmピッチのキャスト製キャリパー
65mmは2種類あるので2枚パットとか2ピンとか言われるやつです
コレです
OEM供給(純正装着)されていたモデルでピストン径は30/34mmです。
もとはスプリングを兼ねたカバーが付いています
基本スペックはこちら
ブレーキパットはベスラのZD-CTパット
メタルパッドでベスラの公道用としてはトップグレードモデルです
パットピンはステンレスに変更、結合ボルトはZETAのチタンボルトに交換しています。
長らく愛用していました、デザインも結構好きです当時は40mmピッチと悩みましたが、40mmピッチはサポート装着でつけたときが枝豆みたいに見えてしまって…
装着状態でまとまって見える65mm、もちろん剛性的にもこちらの方が上だと考えます。
使用状況として問題は感じていませんでしただだ同じ65mmの4枚パットと呼ばれるものと比べると4枚パットの方が良いという話は聞いたことがありました
まー当時は4枚パットの方が後発売ですからそんな話が多かったかもしれんですね。
ちなみに2枚パットにしたのは家にあったからです
そーです、新たなキャリパーはブレンボの65mmピッチの4枚パット「20.7850.11/21」です
これもOEM供給(純正装着)されていたキャリパーですね
ちなみに4枚パットのスペックです
大きな違いはピストン径で34/34、パットを各ピストンごとに4枚使用しています
形状はモノブロックを意識したもの、そのためボルトは裏から3本で止めています、「軽量」ってイメージでしょうか?実際に重量は少しだけ軽いですシンプルですがセンターのゴツいブリッジ部などを見てもしっかりと全体の剛性も高そうです
このキャリパーを選んだ1番の狙いはマスターとの相性です
私はガツンとブレーキをかける方ではなく、じわっと奥まで使える方が好きです、なのでマスターのレシオも18mmにしています
ピストン径の大きい4枚パットの34/34の方が30/34よりも穏やかな効き方をしてくれるはずです
さーて装着する前に準備です。
2ヶ所の変更をしてから取り付けます。
まず1つ目
ブレーキパットを変えます、純正のパットを試しても良いのですが直近でディスクも変えているためパットは同じ物を選択します(違いが多すぎると変化を正しく評価できないので)
もちろんベスラのZD-CTパットです
お気に入りです
冷えていてもシッカリ制動力でますし、バックプレートは厚いので高温で使用しても歪みません
下の画像で見てもらうとわかりますがバックプレートはこんなに厚いです
上がブレンボ、下がベスラです
バックプレートが倍ほどありますね
熱に対する歪みも出にくいですしバックプレートの厚みにより剛性も高いと考えます、摩耗材は薄いですが純正以上に長持ちします。
ベースプレートの裏にある「HH」はアメリカのAMECA機関での摩擦係数の評価コードで「D・E・F・G・H」の中から2文字で表されDから順に摩擦係数が上がっていきます。表示は左側が常温時、右側が高温時です、「HH」は常温/高温共に最高品質って事です。アメリカでの知名度が高いベスラならではで純正パットにもこの表記はありますね、Hは摩擦係数で言うと0.55以上の最高グレードです
ベスラパットの摩擦係数はレジンのSDが0.55〜6.0、メタルの0.6〜0.63、私の使うZDが0.63〜0.65です。
ベスラパットは効きがリニアでレバー入力に対して正比例で制動力が出てくれます、すなわちコントローラブルレーシングパッドより入力に力は使いますが今の私の技術だとピッタリくる性能です。
ちなみにレバー入力に対して制動力が変わるパッドもありますが、それだと路面の変化やライダーの姿勢変化などの状況変化で効きが変わりコントロールがしにくくなります、つまりビビリます
今回は装着前にベースプレートの面取りをしました4枚パットはパットスプリングを外すことができないので出来るだけ抵抗を取りたかったんです効果があるかはわかりませんが
2つ目
キャリパーの結合ボルトを交換します。
予算カツカツなので2枚パットからチタンボルトを取ります
取り外して重さ計ります
ノーマルボルト
チタンボルト
7グラム軽いですね
4枚パットはボルト3本ですが、2枚パットと違い1本長さが違います。
今回交換できたのは2本のみボルト強度は同じなので2本のみ交換しました、28グラムの軽量化です。
…少し気になってボルト交換後のキャリパーの重さ計ってみました
パットはノーマルです
なんで7グラム重いねん
チタンボルト入れても重いて
まーイタリアンな感じなのでしょうかね
気にしないことにします。
とにかく交換します。
はい付きました
センター出しとか、ブレーキホース変更とかしていますが取回しなどは同じにしています
キャリパーデザインとホースの色は変わりましたがパッと見は違い無い感じですよね
これが
これに
わかりにくいですね
まーとにかくナラシです
パッパと変えてしまったので人もバイクもナラシが必要ですね。
夏のカスタムはコレで一旦終了です。
カウルもつけましたしブレーキも変えたしで見た感じも結構変わったと思っています。
やっぱりアンダーカウルが大きく目立ってますね
まー走行においては圧倒的にブレーキなんですがカスタムって難しいですね。