シェ・イノウエの「ハルヒ」?バレンタインクッキーを買ってSOS団いつもの喫茶店へ | 作家・土居豊の批評 その他の文章

シェ・イノウエの「ハルヒ」?バレンタインクッキーを買ってSOS団いつもの喫茶店へ

 

シェ・イノウエの「ハルヒ」?バレンタインクッキーを買ってSOS団いつもの喫茶店へ

 

 

阪急西宮北口下車すぐの洋菓子店シェ・イノウエで、「ハルヒ」?とおぼしきモチーフのバレンタインクッキーを買って、「ハルヒ」に出てくる(SOS団いつもの喫茶店)のモデルとして名高い喫茶店・珈琲屋ドリームに行く。

シェ・イノウエは、以前から西北地元のイベントなどとコラボして、「涼宮ハルヒ」をモチーフにチョコやクッキーを製作販売している。

 

 

http://chez-inoue.info

 

※参考ブログ

シェ・イノウエの「ハルヒ」モチーフクッキーと合格マドレーヌ

http://ameblo.jp/takashihara/entry-12287980500.html

 

 

 

今回は、以前のバレンタインチョコと同じく、谷川流『涼宮ハルヒの陰謀』に登場したSOS団女子たちがアイシングした文字に似せて、クッキーに仕上げている。

 

https://nishinomiya-style.jp/haruhi/2015/02/12/valentine-2/

 

もっとも、これはよほど「ハルヒ」を読んでいる人でないと気づかないだろう。少なくとも、アニメ版には、このバレンタインのエピソードは登場しない。つまり、このバレンタインクッキーは「ハルヒ」上級者向きの企画だといえる。「ハルヒ」お膝元の西北ならではの通ぶり、であろう。

 

 

同じく、今回も名物の「合格マドレーヌ」を買った。筆者の子供がもうすぐ受験なので、西宮神社の神頼みで、なにとぞ…

 

 

さて、西北の駅から徒歩5分ほどのところに、「ハルヒ」ゆかりの喫茶店・珈琲屋ドリームがある。この店は、原作者の谷川流氏の行きつけの店だったこともあって、アニメ版制作の際にロケハンされ、アニメ版の中で実物そっくりに描かれた。

 

 

残念ながら、元の店から昨年、移転したのだが、幸い、元の店の面影をちゃんと引き継いでいる。

長年、ハルヒファン有志が管理してきた「ハルヒ・コーナー」も、新しい店に引き継がれている。

 

 

ここに置いてあるハルヒファンの交流ノートには、海外からのファンも多数書き込んでいる。国際色豊かなハルヒファンの交流の広がりを、ノートの書き込みで実感できるのが嬉しい。

 

ところで、

シェ・イノウエには、現役のタカラジェンヌも訪れるようで、お店の棚に自筆ポストカードが飾られている。

 

 

宝塚歌劇といえば、手塚治虫も大ファンだったというが、筆者の担当する講座で、3月に阪神間ゆかりの漫画・アニメ(ラノベ)を扱う回があり、その際には「涼宮ハルヒ」にも触れるので、ご興味あれば、ぜひお越しください。

 

 

鳴尾図書館連続講座「描かれた阪神間 小説・映像・アニメ」土居豊の担当講座

第2回も盛況でした!

 

第3回:平成30年2月18日(日)・・・貴志祐介、有川浩

 

http://www.nishi.or.jp/contents/0004516700040004900713.html

 

 

参考本

貴志祐介『ISOLA 多重人格少女』→ 西宮の風景

有川浩『阪急電車』→ 阪急今津線沿線

 

課題作品は、いずれも阪神間を舞台にしたコンテンツです。身近な図書館で、小説や映画・アニメなどに描かれた近隣の風景を味わい、作品理解を深めましょう

 

担当:土居豊(作家・文芸ソムリエ)

全5回ともレクチャー形式と質疑応答

各回14:00~15:30

 

第3回以降のラインナップ

 

第3回:平成30年2月18日(日)・・・貴志祐介、有川浩

参考本

貴志祐介『ISOLA 多重人格少女』→ 西宮の風景

有川浩『阪急電車』→ 阪急今津線沿線

 

第4回:平成30年3月4日(日)・・・松本清張、山崎豊子

参考本

松本清張『内海の輪』→ 西宮の山間部が舞台

山崎豊子『華麗なる一族』→ 芦屋、神戸、阪神間の風景

 

第5回:平成30年3月25日(日)・・・手塚治虫、野坂昭如、谷川流

参考本

アニメ編 谷川流原作『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの消失』→ 西宮、神戸の風景

野坂昭如原作『火垂るの墓』→ 西宮、神戸の風景

マンガ編 手塚治虫『アドルフに告ぐ』 神戸の風景