3.11は1年たったらもうオワコン？

3.11は1年たったらもうオワコン？
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今日で、3.11の大震災、大津波から、1年と2ヶ月過ぎたわけだが、マスコミ報道をみても、ネット上の話題をみても、完全に、3.11のことは忘れられたとしか思えない。
1年すぎたら、3.11は、もうオワコン？
と、思わず言いたくなる。
それどころか、3.11に関係した世間の話題は、原発再稼働と、がれきの受け入れぐらいしか、見当たらない。
原発事故の処理が、まだまったく手つかずに近い状態なのに、もう原発再稼働しないと夏の電気が足りない、という脅迫じみた話が横行している。
また、震災がれきの受け入れも、放射能汚染の有無をめぐって、ほとんど感情的な騒動になってしまっている。
そして、世間では、もっぱら、コンプガチャがどうした、小沢裁判がこうした、という感じで、国会も、消費税増税をどうするこうするとか、もはや3.11の震災、津波被害は、全て終ったような感じだ。
しかし、そんなことはあるまい。
かつて、阪神淡路大震災でも、そうだったが、大災害で大きく被災した人にとっては、1年たとうが、2年たとうが、それぞれの生活が元通りに戻ることはない。
経済的な被害はもちろんのこと、心に受けたダメージは、何年たっても、なかなか癒えるものではないのだ。
「もう、そろそろいいだろう？　いいかげん、過去は忘れて、前向きにいこう！」とでも言いたそうな世間の雰囲気だが、とても、そんなわけにはいかないだろうと思う。
少なくとも、みんなが震災、津波のことをさっさと忘れて、増税やら電気料金値上げやら、そんな話で盛り上がっているのは、被災した立場であれば、とてもじゃないが、納得できるものではないだろう。
3.11から1年と2ヶ月。
そのことを、一人でも多くの人が忘れる事のないように、せめて黙祷を捧げたい。
この日の終りに、失われた多くの命と、多くの人生、多くの土地の思い出に、思いをはせたい。
合掌。