「けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間」だって? | 作家・土居豊の批評 その他の文章

「けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間」だって?

けいおん!おそるべし

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けいおん!!紬ゆかりのフィンランドとロンドン5日間


さすがに、このツアーに行くファンはいるのだろうか?
もともと、女子高生の卒業旅行がロンドン旅行というだけでも、不景気の昨今、なかなかなさそうに思うが、そこはこのアニメの主人公の一人が超お嬢様だから、よしとしよう。
けれど、このアニメ人気に便乗した様々なイベントや商法の中でも、これはさすがに、ちょっと無理なプランではなかろうか?
などと、いらない口出しをすることもないのだが、昔からのアニメファンとして一言いいたいのだ。
アニメの中には、海外を舞台に描いているものが多い。ハイジなどの名作アニメシリーズはもちろんのこと、『ルパン三世カリオストロの城』や、『魔女の宅急便』などの宮崎アニメにおける、海外の架空の街は、作品のロマン性を見事に補完するものだった。
けれど、『けいおん!』の場合、なぜわざわざ海外に?という疑問を感じるのだ。
まあ、まだ映画が公開されていないのだから、これ以上は、観てから考えることにする。
けれど、どうせなら、日本人のファンを海外旅行に行かせる商法より、せっかく人気のあるアニメなのだから、海外のファンを国内の作品舞台に誘致するプランを考えてはいかが?『けいおん!』の舞台として有名になった、ヴォーリス建築の豊郷小学校と京都観光のプランとか。
いや、もうそのプランはすでにあるのかもしれないが。