今年の有馬記念はとても面白かったです。
タラレバですが、仮にイクイノックスが出走していたら勝っていただろうと個人的には思っています。
ちなみに僕の今年の馬券は次のとおりです。
<馬単>(4,000円)1,2,4,10,13 → 1,2,4,5,8,10,13,15,16(40点)
<馬連>(2,500円)1,2,4,10,13 ー 1,2,4,5,8,10,13,15,16(25点)
合計6,500円を投入しましたが、ドゥーデュースを軸馬選択にせず、紐扱いにしたので馬券的にはダメでした。
今回、僕の心の軸はタイトルホルダー(馬番4)でした。
有馬記念馬券は馬番1と4は常に中心に考えています。それは2001年の同レースまで遡ります。
馬番1はアメリカンボス、馬番4はマンハッタンカフェです。同年はサインでアルカイダによりテロのあった年で「アメリカ馬券」とも言われていました。
それを置いても、中山競馬場の内回り2500mの内枠有利はデータ上はどうしようもない事実です。
近年外枠で勝利したレースは以下の関連です。
ペリエ騎手
2002年 シンボリクリスエス 馬番1
2003年 シンボリクリスエス 馬番12(大外)
2003年 ゼンノロブロイ 馬番1
安藤騎手
2008年 ダイワスカーレット 馬番13(大外2番目)
ペリエの場合、有馬記念3連勝と大偉業を藤澤調教師と達成しましたが、最内→大外→最内という極端な出走でした。
アンカツさんは大外でしたが、ダイワスカーレットはハナを切る馬でしたから、そのまま押し切っていました。
ただ、全頭出走の18頭とはこれらの外枠は訳が違うと思います。今年のフルゲートでスターズオンアースをあのように導いたルメールは今さらながら本当に凄い騎手ですね。
今回のレースで当初から内枠中心に購入しようというのは決めていたのですが、試合前日のYou tube番組のカンテレ競馬で(大好きな)稲富菜穂さん、岡安譲アナウンサーがタイトルホルダーを推しているので、こちらも乗っかかってしまいました(稲富さんがタイトルホルダーの走りに「泣いちゃいそう」言われてホロリときました)。
タイトルホルダーはよく走ったと思います。
逆に、ドゥーデュースを馬単の頭の1頭にできなかったのは、申し訳ないですが中山競馬場に限っては武豊騎手の騎乗を信用していなかったことに尽きます。昔河内騎手が引退前、4コーナー外からぶん回して来て、最後届かないイメージが僕の記憶に深く刻み込まれています。
キタサンブラックはハナを切る馬だったし、ディープインパクトは当時の馬として明らかに次元が異なるものだったというイメージです。
ユタカさん以外の有力騎手騎乗なら間違いなくアタマの1頭にしました。ユタカさんごめんなさい・・・・
しかし、上手に騎乗されました。ユタカさんは騎乗カメラで見ると、全然頭が動いていませんね。ルメールも同様です。
天皇賞・秋に騎乗したときのルメールの騎乗カメラと川田騎手の騎乗カメラのことをかつて記事で記載しましたが、馬に負担をかけない騎乗をされますね。
イクイノックス礼賛 | めぐみさんが帰ってくるまで頑張らなくちゃ (ameblo.jp)
僕の夢をのせたタイトルホルダーに騎乗した横山和生騎手は道中のペース配分は完璧に仕上げていましたが、上半身の揺れは大きく見えました。もしタイトルホルダーにルメールが騎乗していたら、残したかもしれないとふと思いました。あくまでもタラレバです。
さて、勝利したゥーデュースの今後におけるプランですが、ハーツクライ産駒ということからも本来晩成型の馬ですから、5歳になる来年も期待できるかもしれません。
ただ友道康夫(栗東)調教師とユタカ騎手の間で話したプランで「残してきたもの」を取りに行くということで凱旋門賞の話をされていましたが、この馬が深い洋芝を駆け抜けるイメージが全く湧きません。
出場されることは自由ですが、勝てるあるいは好走するイメージがまるでありません。仮りに向かう馬は、血統的にいえば、多くの専門家が言うように、「ステイゴールド産駒→オルフェーヴル産駒→ゴールドシップ産駒」といった馬に尽きるのではないでしょうか。オルフェーヴル、ナカヤマフェスタが好走を残したことに尽きると思います。
日本の芝で好走した馬が全く力を発揮できずに沈んでしまうのがロンシャン競馬場ではないでしょうか。
勝に行くなら、まずは上記血統のものでかつ体形の大型(重馬場は軽量の馬は不利:ステイゴールド産駒が自身が小さかったように生産馬も小ぶりなものが多い)3歳馬を育成して、多頭で遠征し夏から現地で乗り込む戦いを日本競馬界が一丸となってやっていただけないでしょうかね。
ドゥーデュースは香港やドバイなら通用するかもしれませんが、ヨーロッパには向かないと思います。昨年同様、二桁着番に沈むような気がします。
この馬を特定の個人のエゴによるロマンの中に埋もらせるのではなく、引退するまで適正レースに出場させてあげて精一杯勝たせてあげたいです。