韓日関係雪解けムードで韓日通貨スワップ再開の声も(記事)
中央日報 3月13日付け
強制徴用賠償判決に対する韓国政府の解決策発表後に韓日関係が雪解けムードを迎えている中で、韓日通貨スワップ再開の声も出ている。
世宗(セジョン)大学経営学部のキム・デジョン教授は9日、ニューデイリー経済に「外国為替市場の衝撃に備える必要がある。韓米・韓日関係が急速に回復しているだけに、2021年末に終了した600億ドル規模の韓米通貨スワップとともに二重の安全装置として過去700億ドル規模だった韓日通貨スワップも再締結すべき」と主張した。
韓国と日本は2001年に初めて通貨スワップ契約を締結し、2011年には700億ドルまで規模を拡大したが、2012年8月に李明博(イ・ミョンバク)元大統領が独島(ドクト、日本名・竹島)を訪問したことで韓日関係が悪化し、2015年2月に完全に終了した。2016年末に韓日間で関連の協議があったが、2017年1月に釜山(プサン)日本領事館前に慰安婦少女像が設置されたことを受け、日本側が一方的に交渉を中断した。
一部では7年間中断された韓日財相会談が両国の首脳会談後に再開される可能性が高いという観測も出ている。韓日財相と次官・局長が参加し両国間の経済懸案を話し合う韓日財相会議は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2006年2月に初めて開催された。しかし文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後は強制動員被害者賠償大法院判決が下された後に日本が輸出規制で真っ向から対立し7年間中断された。韓日財相会談の核心議題は供給網など経済安保分野と関連した協力案、通貨スワップなどだ。
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またまた出てきました。「日韓スワップ」のお話し。
韓国の恥のなさは間違いなく世界一です。さらに日本版の記事に堂々と書けることに呆れるのを通り越し、尊敬すら感じます。
日本では麻生財務大臣(当時)に「日本が借りてくれというなら~」という言葉を皆が知っており、日本人全体が「韓国なんかと二度と日韓スワップなど締結してはならない」という空気が占めていますが、そのような空気をまるっきり無視するような無神経な記事がこのように出てくること自体考えられないというのが多数の意見ではないでしょうか。
徴用工問題が一定の帰着を見いだしたから、半導体素材のホワイト国復帰、日韓スワップ再開と韓国の望む物全てをパッケージングして請求するという行動を起こそうとしています。
日本側からレーダー照射謝罪、慰安婦問題の解決とソウル大使館前ならびに釜山領事館前の慰安婦像撤去の話すら出ていないのに日本も何を一方的に言わせようとしているのでしょうか。
3月17日に尹大統領が来日しますが、財界も大挙してきます。さらに秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副l首l相兼企画財l政l部長官まで同行することが急遽決定しています。その際、韓国側から日韓スワップ再開の大合唱があると思われます。韓国は不作法ですからおみやげも持って来ず、大きなおみやげを要求するという寓居に出ています。
さらにいうと、通貨スワップだけでなく、日本のメガバンクへの韓国企業への資金融資(日本の金利での)と輸出のための信用保証の継続というセットメニューで要求するでしょう。
韓国の銀行金利は米国の金利に追随しているため非常に高いことと、資金提供力が異常に低いことから、資金が潤沢な日本の銀行に依頼することは間違いないです。サムソン会長の李在鎔(イ・ジェヨン)などは来日毎に日本の銀行詣でをしています。
みずほ銀行が韓国での事業が盛んでしたが、近年の韓国企業の収益の悪化から貸しはがす傾向にあり、他のメガバンクに積極的に資金提供を試みることでしょう。
この記事も中央日報は、経済界の人間や政府関係者に執筆を求めず、大学の研究者にアドバルーン記事を書かせたことです。明らかに日韓スワップ再開の布石を打とうとしていると思われます。中央日報はサムソン系列の会社ですからね。
日韓財相会談の「核心議題は供給網など経済安保分野と関連した協力案、通貨スワップなど」としていますが、「核心」は日本にはまるで関係なく韓国が強く望むものでしかありません。経済関連にしても通貨スワップにしても協力問題ではなく、日本から韓国への一方的支援問題でしかないです。相変わらず正当な判断ができず、日韓両国民に向けて、日韓間が「50対50」の状況にあるように見栄を張っていますが、事実は韓国側が日本に土下座して懇願している状況です。きちんとそのことを表現すべきではないでしょうかね。そんなことは口が裂けても言えないのでしょうけど、財政破綻、経済破綻寸前の韓国にとって日本はわらにもすがりたい存在であるのは間違いないです。
学者が記載するのであれば、逆に見栄を張るのではなく、真実を受け入れることを促すことが長い目で見ると大事なのではないでしょうか。
WBCでも日本と張り合っていますが、その差に愕然としたはずです。日韓の経済格差、技術格差はその比ではないにも関わらず、何の根拠もないGDPを追い越した、だから経済は上回っただの平気に嘘を付きます。
嘘を付いて経済が向上するのであればそれで良いのでしょうが、多くの韓国人がその言葉に騙されて、自分たちが今行わなくてはならないことを正確に理解できないように仕向けているのは罪だということを理解すべきだと思います。
なんでもかんでも嘘を付き、「真実を追求する目」を失わせる韓国社会は本当に病んでいます。
いつも言いますが、韓国がやらなくてはならないのは、自分たちの弱点をきちんと把握し、それを共有化した中で盤石な体制が取れる仕組みを作ることです。
日本に対して、結果として「用日」をするのは自国を発展するために必要なことだと思います。しかしながら、その過程で日本を騙すだけでなく、韓国が自分たち自身を騙してはいけないです。
自分たちの目的を達成するのに、相手方の支援がいるなら、支援がいるとはっきり述べ、その代わり自分たちは日本に対してこの部分は協力をすると提示すべきです。
日韓スワップは韓国だけでなく、日本にもメリットがある。「それは日本の信用が得られる」とか「韓国経済が安定化することで日本の経済も安定する」という非常に抽象的な言い方をしますが、「韓国経済が安定して日本経済も安定する」とするためには日本のサプライチェーンに韓国を加えることで初めて実現することです。
このことを、時系列で整理すれば、日本が利益を得るために韓国の資金の安定化だけでなく、韓国企業の育成も同時に行い、日本も利益が得られるということです。日本側からしたら、日韓スワップを実施せず、韓国企業が縮小してくれれば、韓国が有したマーケットを叩きつぶし、そこに日本企業が治まれば丸儲けになるということがわかりませんか。
今がその状況です。2015年の日韓スワップの完全終了と日本とのサプライチェーンからの疎外によって、明らかに韓国経済は没落しました。これは間違いのない事実です。これが日本の利益になっていないのは、韓国が失ったマーケットを中国が補完してしまったことにあります。
仮に韓国が朴大統領、文大統領が日本に対して融和政策を採用していれば、間違いなく日韓スワップは継続しており、技術支援(協力ではない)も継続されており、現在の韓国の体たらくにはなっていなかったはずです。
今の韓国の技術力は中国と同等か下回る状況になりました。それは、自分たちを過大評価し、発展を自ら断ち切ったためです。日本との良好な関係が築けていたら、間違いなく中国よりも高度な部品、技術が日本から確保でき、日本とのサプライチェーンの中で日本の安定した資金を確保しながら経済活動ができていたはずです。
それを台無しにしたのが「ねつ造された歴史問題」を日本に吹っかけたことです。
慰安婦像を含む慰安婦問題の不始末、レーダー照射問題の対応、徴用工問題等、これらは韓国にとって戦う問題ではなかったということがいまだに理解できないことが韓国の一番の失敗です。
時代の流れ、優先順位がまるでわかっていないのです。
現在の韓国人識者たちは、日韓併合を進めた親日派を糾弾していますが、現在の反日運動、反日教育はそんなものとは比較にならないほどの迷走いや愚行です。
アジア圏に韓国を凌駕する教育国家が出てきていないから韓国が現在の地位を確保できているのです。逆に韓国は、戦前に日本の教育制度が導入されたから現在の地位があるのです。
仮に、ベトナム、インドネシア、マレーシアを日本が併合して日本の教育制度がこれらの国に浸透していたら、韓国なんて木っ端微塵です。
台湾はまさに日本の教育制度が入ったから現在があるのです。ただ韓国のレベルにないのは、中国という足かせがあることと、人口が少ないこと、韓国人ほど強欲でないため、利益追求を徹底的に行ってきていないからほどほどの発展になったということです。しかし仮に現在の2300万人の人口が韓国と同じ5100万人になったら、信用力も含め、韓国よりも強大な経済国家になるでしょう。
韓国は日韓スワップを高圧的に要求してくるでしょうけど、韓国人たちの横柄さと傲慢さ、卑屈さ、客観的理解の不足に心底辟易していることを理解すべきだと思います。