遅くなりましたが、1月18日は以前“小説を読もう”のブログでも

紹介させて頂きました『バイロケーション』という作品を

観に行ってきました(^-^)/

先日、『バイロケーション スプリット』という小説を紹介しましたが、

その前に出た『バイロケーション』という作品の映画版です。

“バイロケーション”とは“同時両所存在”のことを指し、

自分と同じように振る舞い、その行動は周囲に干渉します。

時間が経過すれば消失するが、オリジナルが生きている限りは何度でも出現します。

そして、バイロケーションには幾つかのルールが存在するのです。


①バイロケーションには実体がある。

②バイロケーションはオリジナルとシンクロする。

③バイロケーションは鏡に映らない。

④バイロケーションは23分57秒で消滅する。

⑤バイロケーションは存在していなかった時間に、

 オリジナルに起きた全ての出来事の記憶が上書きされるが、
 
 バイロケーションが経験した記憶はオリジナルには分からない。

⑥バイロケーションの発生するタイミングはオリジナルにも

 バイロケーション自身にも分からない。


他にも細かいのがあったような気がしますが、

主だった特長はこんな感じでしょうか?

原作で時間の設定があったかどうかは忘れましたが、

最新作『バイロケーション スプリット』という小説の中ではしっかりと

存在できる時間が明記されていたので、後付けのルールなのかも…。

バイロケーションの発生のメカニズムはどうやら多重人格者と同じで、

何か精神的に大きなストレスを感じる出来事に遭遇したとき、

心に差異が生じ、自身を守るために、人の防衛本能が生み出した産物なのです。

それが、もう一人の人格という形ではなく、実体を持つバイロケというだけ…。

この映画の主演の水川あさみさんは一人二役で、

主人公の桐村 忍を好演されていました。

普段はかなりクールな出来る女性を演じることが多いですが、

この作品では結果の出ない売れない画家の

少し荒んだ生活をリアルに演じていました。

これから観る人もいると思うので、あまり事細かには書きません。

ただ、彼女の演じる忍の行動には注目して下さい。

特に“タバコを吸うシーン”と“うがいをするシーン”にね…。

他にもあるけど、ネタバレになるのでやめておきます。

最後の忍が涙するシーンはグッときますよ。

それでは、また(^-^)/

Let's go to the movies!!