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市指定有形文化財
荻前田橋（おぎまえだばし）
鹿児島県日置市東市来町養母
大里川に架かる石橋
橋長：21.60m
橋幅：3.50m
径間：8.30m X ２
拱矢：4.20m
架橋：1931年（昭和６年）
補修：不明
石工：中嶋 高吉 氏 諏訪園 義彦 氏
型式：２連アーチ橋
指定：市指定有形文化財 1987年（昭和62年）８月
平石橋から県道309号へ戻り、北西に約2km進み上市来局のあるT字路の大里川手前をJA支所側に入り込んだ場所に架かっています。
訪問日：2016年12月24日（土曜日）
荻前田橋
＝＝＝＝＝案内看板＝＝＝＝＝
日置市文化財
荻前田橋
大里川に架かる荻前田橋は、昭和六年に架橋された若い石橋です。
東市来には二十数カ所の石橋がありますが、唯一の二連アーチ式石橋（眼鏡橋）です。江口集落には明治三十六年建設の四連の江口橋がありましたが、昭和三十六年に壊されました。橋脚中央の水切りは、鹿児島五大石橋をまねたと思われます。年代は新しいですが貴重な橋です。昭和六十二年八月二十日、東市来町の有形文化財として指定を受けています。
橋の長さは21.6m、径間（スパン）8.15m、高さ5.65m、掛矢（ライズ）4.17m、幅5.5mです。
橋右岸に建てられている大きな架橋記念碑（高さ1.72m、横幅0.73m、奥行き0.52m）には
起工 昭和六年二月八日
竣工 昭和六年四月二十三日
総工費 弐千六百五円
夫役延日数 弐千参百四拾五日
部落戸数 壱百拾戸
浩司委員長 宮内貞夫
会計主任 米澤與七郎
監督 田丸佐吉 宮内才ニ
久保與兵衛 恒吉森左ヱ門
監督兼設計者 松山利行
石工 中嶋 高吉 諏訪園 義彦
記念碑書 福田 佐吉
と刻まれている。
平成二十六年三月 日置市教育委員会
荻前田橋
荻前田橋
荻前田橋
荻前田橋
荻前田橋 記念碑
荻前田橋
荻前田橋
（※Fisheye レンズ使用）
荻前田橋
荻前田橋
荻前田橋
橋上はコンクリートで拡幅されています。
荻前田橋
壁石は扇積みのようですが、名石工・岩永氏が組むような綺麗な形状ではなく円弧状に積まれて不規則な乱積・扇積です。
荻前田橋
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荻前田橋