職員組合は、機関紙「シンフォニー」の11月号を発行しました。
AIの要約によると、内容は次のとおりです。
表紙:現業公企要求書提出
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要求書提出:2025年10月3日、現業労組と保育臨嘱・嘱託労組が富岡市長に要求書を提出しました。
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現業労組の要求:田端委員長は、定年延長後の60歳以降の賃金が70%に下がり、フルタイム勤務でも大卒初任給を下回る状況を「極めて理不尽」と訴えました。市長からは「国の制度で決められているため独自対応は難しい」との回答がありました。
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保育臨嘱・嘱託労組の要求:嘱託職員の給与を人事院勧告に準じて引き上げること、7年で昇給が頭打ちになる現行制度の昇給枠の拡大を求めました。
2~5面:職場改善アンケート結果①
2024年8月を基準に行われた正規職員・再任用職員対象のアンケート結果報告です。
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勤務状況:時間外勤務命令は「適法」93.9%。年次有給休暇の計画的取得は「できそう」89.4%。一方で、休日勤務の振替が「取得できていない」という回答が前年度より増加しました(2.3%)。
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職場からの改善要望:
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人員配置:産休・育休時の代替職員が見つからないことによる保健師などの専門職確保が深刻な課題と指摘。
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施設・設備:異常な猛暑による健康被害を防ぐため、給食室・調理場へのエアコン設置が喫緊の最重要課題とされました(夏場は釜近くが40℃近くに達する)。
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待遇・事務手続き:カスタマーハラスメント対策(録音機能付き電話機導入など)や、1時間未満の超過勤務に対する超過勤務手当の適正支給が求められています。
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5面:【市職労】⑫中執報告
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高崎市職労第12回中央執行委員会(10月17日開催)の報告。人事院勧告期、大会・総会、確定期の日程、職場満足度アンケート、嘱託組合員の組合費見直し(基本給×1000分の7+300円)などが協議されました。
6~8面:【労働】R7労働経済の分析
厚生労働省「令和7年版労働経済の分析」の概要です。テーマは「労働力供給制約の下での持続的な経済成長に向けて」。
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雇用・賃金:雇用は女性・高齢者を中心に拡大し、労働市場は逼迫。賃金は一般労働者とパートタイム労働者で、物価上昇に追いつき始める転換点の兆しが見られました。
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持続的成長の課題:人口減少により労働力供給が制約される中、成長を維持するには労働生産性の抜本的な向上が不可欠。
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無形資産投資:日本は人的資本投資やソフトウェア投資などの無形資産投資が欧米主要国に比べて小さく、国際的な遅れが顕著。
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社会インフラ関連職:医療・福祉、教育などの社会インフラ関連職は、非関連職に比べ賃金が約5万円低く、公的価格の見直しを含む抜本的な処遇改善が必要と提言されています。
9面:【活動報告】鈴木県議
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鈴木県議による高崎市の公共交通の状況についての報告。生活に不可欠なバス路線維持の課題や、高齢化地域におけるデマンド交通の導入とその有効性について言及。
10~11面:【商工】人手不足を乗り越える
日本商工会議所と東京商工会議所による人手不足克服のための提言。
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コア戦略:「少数精鋭への自己変革」と「地域共創」の2本柱。
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自己変革:AI、RPA導入による徹底した「省力化」(DXの推進)、過剰品質・過剰サービスの見直し、育成による属人化の排除、女性・シニア・外国人材の参画による多様性の徹底。
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地域共創:個社の限界を乗り越えるため、商工会議所などが連携する「地域共創人材プラットフォーム」の構築を提言。
12~15面:10.1⑰地域づくり懇(DX)
高崎市役所における**Google Workspace (GWS)**導入による仕事の進め方の大転換について解説。
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情報伝達と発見:Google Chatによる内線電話の代替、Cloud Searchによるファイルの中身を含む情報横断検索が可能になり、情報発見のスピードが向上。
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コラボレーション:Google ドキュメント、スプレッドシートなどでのリアルタイム同時編集により、待ち時間や取りまとめ作業が根本的になくなる。
16~23面:【歴代市長から見る高崎市】④大高崎建設論集の発刊、⑤昭和10年の大洪水、⑨-1高崎第15連隊の終焉
24~30面:【連載】
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世にも奇妙な関西公務員の話⑭:昼休みにオフィスの電気を一斉に消すという、目的が形骸化した習慣についてのエピソード。
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元教員から見える社会⑭
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今月のFocus⑭:群馬県の鉄板焼ステーキ店の歴史やコース内容、予算を紹介。
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高崎市eスポーツ部の魅力②:2023年9月に発足したeスポーツ部の活動報告。現在「eFOOTBALL」と「Apex Legends」のチームが大会で実績を上げており、新たなゲームを持ち込む職員の入部を歓迎している。
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Re:仕事の心理学④
31~35面:【活動報告】社協、嘱託3労組、消防協
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社協(社会福祉協議会):「第39回高崎ふれあいの広場」開催報告。2026年も職場訪問を行い、労働環境の改善と組織強化を進める方針。
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嘱託3労組:10月は定期大会と要求書提出が大詰め。市長や教育長へ要求書を提出し、今後交渉を進めていくことが報告された。
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消防の動き:大船渡市林野火災の教訓を踏まえ、予防強化、特殊資機材整備、ドローン等の活用による消防防災体制の抜本的強化を提言。また、令和8年度予算概算要求(18.2%増)では、大規模災害対策とマイナ救急やAI実装などのDX推進に重点を置いています。
★発行された市職労機関紙「シンフォニー」192号
