ゴールデンウィーク真っ只中の5月4日にその多頭飼育崩壊の話は飛び込んできました。

ボランティアが現場に行くと
とうの昔に車検が切れた軽自動車が1台。
中にはたくさんの猫の姿が確認できました。



近寄るだけで鼻をつく異臭。
軽自動車の持ち主の50代の夫婦は駐車場のコンクリートの上で寝ていました。

4月のうちに役場や福祉、動物愛護センターには通報が行っていたそうですが、
役場や福祉では、
猫がゼロにならない限り人の支援、保護は出来ない。

愛護センターでは、飼い主が猫の所有権放棄の意思が無ければ動けない。

そんな平行線の中でゴールデンウィークに突入。
飼い主夫婦は所持金110円
猫達も数日食べていないようでした。


猫と人の食べ物を支援しつつ
飼い主に話を聞いて行くと。。。

住まいは福島県郡山市。
昨年11月に家賃滞納などで強制退去になり、
猫70匹をトラックに乗せて郡山市から喜多方市へ移動。

その際、猫は衣装ケースに入れて運んだため、大半が酸欠死したと。
この時点で、私たちの怒りは沸点に達しましたが、
車内の猫たちを救う為には、ここで怒りをあらわにしては
救えるものも救えないと、
必死で我慢。

その後、12月初旬に喜多方市から生き残った猫を軽自動車に乗せて福島から栃木へ
栃木から群馬へと。

その間、車内では何十匹もの子猫が生まれ、
死に、共食いされ。

5月12日に
役場、社会福祉協議会、動物愛護センターの立ち合いの元、
車内の猫と荷物をこの福島県郡山市から来た夫婦に全て出させて確認した猫の数は、

成猫23匹
子猫29匹
猫の遺体で形を残しているもの18匹


でした。



※5月12日現場に駆け付けてくださった

一社動物虐待インターベンション様に

厚くお礼申し上げます。


②へ続く。