宝塚歌劇団の特徴として、学校組織により技術のみならず人格の涵養を行い、(通常の劇団では保証されない)教育的組織の訓練を受けた世俗の利得を鑑みないモチベーションの高い劇団員によって、通常の芸能とことなる方式での高品質なコンテンツが提供されるという点を挙げることは、さして間違いではないと思われます。


その根源となっている宝塚音楽学校のお知らせページへのリンクです。


http://www.tms.ac.jp/system/information/index/#info_19


…どうも本年に若干の揉め事が起こっているようですが、宝塚歌劇にとってもファンにとっても、そして在籍している生徒にとっても最良の結果となることを、末端の一事務局員として願ってやみません。

『宝塚プラス』に関係された方々の、現在の活動がつかめるホームページをご紹介申し上げます。


現在、早稲田大学で宝塚学ゼミなどの運営に参画されている牧つづみさんのブログです。

12/16にゼミが行われるようですので、下のブログをご覧いただきお問い合わせなどいただけますと幸甚でございます。事務局員も、今後可能でしたら参加できればと思っています。

http://anica.asablo.jp/blog/


『宝塚プラス』でも主幹として活躍いただいている、文学研究家・宝塚研究家として名高い川崎賢子さんが共編著で参加された「占領期雑誌資料体系」文学編全5巻、第一巻(岩波書店)が刊行開始されました。

その月報に、GHQ 占領下の「天津乙女様と辰巳柳太郎様」の対話についての資料がのっております。

下のリンクをご参照ください。

http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028246+/top2.html

また、川崎さんのみならず、『宝塚プラス』で活躍してきた上念省三さん・小竹哲さんなどが、植田紳爾元理事長などと並んで文章を掲載している『上方芸能』最新号のご案内はこちらです。

http://www.kamigatageinou.gr.jp/books/newbk.html

…『宝塚プラス』ゲリラ復刊、というのは冗談でございますが、ご愛読いただいた皆様、どうか『上方芸能』もこぞってご購入ください。

以下は09年6月の「演劇学会」にて配布した、『宝塚プラス』発行後の宝塚の状況に対する説明です。現在はさらに状況の変化があるので、追補して掲載いたします。→の後が追補記述となります。



その後の宝塚

『宝塚プラス』発行(2007年)時には、「3組同時トップ就任」などの盛り上がりがあったが、そのうち星(安蘭けい・遠野あすか)・宙(大和悠河・陽月華)の2組が20094月・7月に相次いでトップ卒業退団となっている。

 20097月、宙組東京公演終了後の段階での各組トップコンビは以下の予定。◎が、2009年に新トップ就任した、ないしする予定のトップ。なおトップの年表示は「トップ就任後、トップとしての主演初作品出演年」。


男役トップ   娘役トップ

花組 真飛聖(2008年~)・桜乃彩音(2006年~)

 →桜乃彩音さんの2010年春の退団が決まりました。次期娘役トップは現在不明です。

月組 瀬奈じゅん(2005年~)・娘役はトップなし(2008年までは彩乃かなみ)

 →2010年からは霧矢大夢さん・現在星組の蒼乃夕妃さんになります。

雪組 水夏希(2007年~)・◎愛原実花(2009年~)

星組 ◎柚希礼音(2009年~)・◎夢咲ねね(2009年~)

宙組 ◎大空祐飛(2009年~)・◎野々すみ花(2009年~)


 宝塚の公演制度は、2009年にそれまでよりも1公演期間を短縮し(1月半程度を1月に)、公演数を増やすという変更が行われた。ランニングコストなどの面からはロングランが求められる傾向のあるミュージカル業界の潮流と異なる変化で注目に値する。

なお2009年ここまでの、一般メディアなどによる注目作品は「太王四神記」(韓流歴史ドラマの翻案)・「逆転裁判」(DSゲームソフト原作)・「エリザベート」。


→2009年年末~2010年年始では、「相棒」(人気TVドラマの舞台化)・「カサブランカ」(名作映画を版権購入してガチ舞台化)などが注目です。宝塚のオールドファンには、大空さん・野々さんの大劇場トップ披露の後者が好評だったとの話を聞いています。