新任教師出発物語  ユカさんとユキさん  2024,4,14ブログ

 新年度が始まって1週間。激動の日々だ。新任教師にとって人生で味わったことのないような緊張と喜びが押し寄せてくる! そう感じたのではないかしら…。

 とうとう“先生!”と呼ばれる存在になった。この呼び方に違和感を持つ人もいるかもしれないが、子どもたちにとっては、“ぼくやわたしを愛してくれる存在、守ってくれて頼りになる存在・大人・先生”であることは確かなこと。

 だから、武者震いするような責任感も襲ってくるね。

 

 激動・激務の1週間が終わった。

「みんなどうだったかなあ」

 と思っていたら、数人の若い仲間たちの声を聴くことができた。

 今日のブログは、ユカさんとユキさんの2人の新任教師の声を紹介したい

 

1年生、キラキラのドラマ! ~池に落ちたり、秘密の手紙をくれたり~

◆1年生担任のユカさんへ  …ぼくから

 1週間、長かったですか! よくやったね!

 1年生たちの“しぐさ”や“やんちゃぶり”に、驚かされたり笑ったりしたかな?

 たぶん今日あたり(13日の土曜日)学校に行っているんじゃないかなあと思って心配しています!

 月曜日から笑顔で学校に行かれるのが一番ですよ!

 

◆ユカさんから

 1日は短いのに、1週間は長いという不思議な時間の経ち方でした!

 今も学校で仕事してます(笑)!

 1年生、とても活発で、教室で走って他の子とぶつかって泣いちゃうという…よくあることから、朝の自由時間に校内の池に全身落ちて、着替えのために朝から保健室行きというところまで、いろいろなことがあります!

 でも、ちょっと時間ができたからと思って休み時間に校庭に出ると、

「あ~! なんでユキ先生来たの~!」

 と、嬉しそうにくっついてくる子どもたちや、こそこそ私に隠れて「何してるんだろう?」と思っていたら、照れ顔で、

「手紙書いたよ。今は見ないで! みんな帰ってから! あと、わたしが手紙あげたの“ないしょ”ね!」

 と、言ってくる子、

 ねんどの時間に呼ばれて行くと、

「これ、ユキ先生」

 と、嬉しそうに私を作ってくれている子、

 …などなど、子どもの純粋な愛おしさを感じながら楽しくできています!

 週末は、友だちが近辺にいないので、一人寂しいです。よけいに子どもたちと会える日が恋しくなります。

 来週から授業らしくなっていく日程ですが、(自分を)追いつめすぎずに頑張ります!

 

◆ユカさんへ …ぼくから

 返信、笑いながら嬉しく読みました。かわいいね! 子どもたちのいろいろなエピソードが!

 全身ずぶぬれか! やってくれますね!

 それから秘密のお手紙! そして、外に行くと駆けてくる子どもたち。

 一瞬一瞬がしあわせの瞬間みたいに伝わってきました!

 そして、やっぱり(休みの日だけど)学校に行っていたんだね! 当たった(笑)!

 

 

先生、わたし元気で~す! 

◆ユキさんから

 1週間が終わりました~!

 私は、まだまだ元気です☆

 水曜日から国語と算数が始まり、授業が大変ですが、少しずつ子どもたちの様子が見えるようになってきました。

 

 心配しているかもしれないなぁと思って連絡しました。(笑顔マーク)

 声が嗄れる先生が多いですが、わたしはあまり大きな声を出していないので大丈夫です♪

 面白いこと、たくさんあります!

 

◆ユキさんへ …ぼくから

 元気にスタート、うれしいな! 4月、学習会で会って、またお喋りしようね。

 …略…。

 

◆ユキさんから

 1年生は4月の間が4時間授業のため、給食が終わって13時15分には下校します。

 毎日、7時間は寝ている生活をキープできればいいなと思います♪

 

跳ねるような“♪”マークがうれしい!

 ユキさんから届くメールの中に、“笑顔マーク”や“♪”が使われている。これを見た瞬間、ぼくはとても嬉しく感じた。

「ああ、ユキさん、元気にやっているなあ! 1年生たちと過ごす教室がとっても楽しいんだね!」

 と思った。

 入学式、始業式前日、ユキさんからちょっと心配そうなメールをもらっていたからね。でもユキさんは、当日はそんな不安を見事に吹き飛ばしてしまった。

 それからの1週間、もう毎日が激動の日々だろうと思って、ぼくから連絡するのはやめていた。そうしたらうれしいメールが届いたんだ。

 子どもたちと出会って、素敵なユキさんの力がひき出され、そして今度は、ユキさんの素敵な笑顔が子どもたちを笑顔にしていく。