どこか東京以外の場所に行ったら、その土地の地方新聞を買って読むのが楽しいですね。その新聞に4コマ漫画が載っていたらほぼ絶対に読みます。大抵はネタにその土地の行事や風習を取り入れていて登場人物は方言をしゃべり、読めばご当地気分が盛り上がります。そんなご当地4コマの単行本は現地の本屋さんで買えますが、結構売っているのが空港の売店です。チェックインを済ませ、身軽になってちょっと手持ち無沙汰だな、という時にふと目に入ってしまいます。飛行機の中で読むのに丁度良い、どこを読んでいても途中で読むのをやめられますし。
そんな地方新聞の４コマ漫画で個人的にお勧めなのが高知新聞の『きんこん土佐日記』です。金婚式は過ぎているはずのご夫婦と、その孫のたくみくんが主な登場人物です。正直中身を知らないで手に取る人は少ないでしょう。タイトルを聞いて土佐日記と何か関係があるの？と思うのが普通かも。紀貫之の土佐日記の解説本か何かと思われてしまうのではないでしょうか。あー、高知新聞の連載マンガね、とピンと来る人が主に買って読むのだと思います。一度読んだらきっと嵌ります。
きんこん土佐日記：村岡マサヒロ-MASAHIRO MURAOKA-
(『きんこん土佐日記』の作者の方による紹介ページです)
単行本は東京の書店ではなかなか手に入らないと思われます。でも通販で高知からお取り寄せできます。まあ、地方新聞を読みたいのならば大規模な図書館では全国の新聞が摂り揃い、数日遅れながら読めたりしますが、４コマ漫画を読むのが目的だったら単行本の方が手っ取り早いですよね。因みに`きんこん土佐日記'の最新刊は12巻です。