大峯山登拝修行開けて早々ですが、東北三十六不動尊聖地巡礼に出かけました。
大峯山登拝の2日目を書く予定でしたが、書きたいことを先に書きます。

 

今回は東北三十六不動尊聖地巡礼秋田遍です。

しばらく書いていませんでしたが、コツコツと東北三十六不動尊の聖地巡礼を続けております。

しかし、1県各6箇寺ずつ散らばっている東北6県の三十六不動尊巡礼は、なかなか大変でルート作りが難しいです。

番号毎に順打ちや逆打ちとか考えない方が良いです。下手なことにこだわると、移動はとんでもない距離になります。

とにかく県はお構いなしに、近場のお寺をまとめて回るのがコツです。

それでも、日没とともに時間切れとなって、各県一箇寺行きそびれているところが散らばっています。なかなか根気の要る巡礼と言えます。

一番北にある「12番札所 醫王山 遍照院」ですが、ここは以前に、玉川温泉に行った折りに、青森南西部の大鰐町二箇寺とあわせて参拝を済ませておりました。

ということで、今回は秋田市と八郎潟東の「11番札所 日王山 玉蔵寺」

男鹿市の「10番札所 幸福山 吉祥院」

秋田市「9番札所 湯殿山 多聞院」、「8番札所 永福山 嶺梅院」、「7番札所 普光山 普伝寺」の五箇寺です。
まず、秋田県山本郡三種町鯉川内鯉川96の「11番札所 日王山 玉蔵寺」

丁寧にお花の整理がされています。

ここでは、奥様がご在宅。

お声がけして本堂に入らせて頂きます。

真言宗のお寺なので、次第通りに懺悔文から始めて、心経の他に百字偈、立義文を上げました。

御法楽終わって、本堂の脇に閻魔様。

おん えんまや そわか

 

閻魔様の下には六地蔵。

六地蔵真言 おん かかかび おん ●●●●●●● そわか

 

そして、とにかくだだっ広くて、道路が真っ直ぐな八郎潟を抜けて

男鹿市の「10番札所 幸福山 吉祥院」へ。

入り組んだ漁村集落の細い道を通って進んで行った奥にあります。

しかし、残念ながらご不在。

ご不在というのは今回が初めてのパターン。

波切り不動尊とのことで、ぜひ、本堂で御法楽したかったのですが、鍵も掛かっていて本堂へは入れず。
ガラス戸の前で、心経一巻、不動明王経、不動明王呪、光明真言を上げて御法楽。

参拝の専用納経書への印判は本堂脇の階段の扉の前の判子入れに入っていました。
御朱印も貼り付けるタイプが数枚入っていました。
要するに、勝手に判子を押していけと言うことらしい。

仕方なく、自分で判子を押して、200円を箱の前に。

修行大師の前で心経一巻、大師宝号。

 

さすがに、秋田の外れとなると、参拝者はほとんど居ないと言うことのようです。

ゴジラ岩を見に行っても、波切り不動様には会いに行かないようです。

 

続いて、秋田市内へ。

途中道の駅でトイレ休憩。

宮城以上に新鮮な魚が安い!

驚きました。

魚が豊富でも、消費のキャパ自身が少ないと言うことでしょうか。


そしてエネルギー基地のでっかいタンクと、巨大な風車が並ぶ海沿いを抜けて、市内へ。

途中、スタミナ系のラーメン屋で腹ごしらえ。

 

次に秋田市内の三箇寺を訪ねます。

市内一箇寺目に訪問した「9番札所 湯殿山 多聞院」

しかし、なんとなくうら寂れた様子のお寺。

行き止まりの道路に面して建っています。
向かいはこれまた、寂れた稲荷社(正一位)
ピンポンを押すが、人の気配がしません。
仕方なく、坂の下の街路に出てご近所の人を探して、ご住職在住かを確認。

 

するとお寺の敷地の裏が、愛宕神社。

しかし、草ボウボウ。

 

多分、愛宕社も稲荷社も多門院さんの管理。

湯殿山を名乗るくらいですから、出羽三山本山派修験の祈祷寺と見ました。

 

近所の叔父さんを見つけて訪ねたら、玄関に連絡先の電話番号が貼ってあるので、そこに電話しろとのこと。

 

何度か電話して、やっと繋がりました。

なにやら優しげな、お坊さんぽい方が出て、

『わたしが鍵を持っていてお寺を管理しているますが、ちょうどこれから葬式なので、今日は行けません。明日の夕方また来てもらえますか。』

とのこと。

「実は、宮城から来てまして、一泊しますが明日の昼にはこちらを立たないと帰れないので・・・。」

 

『あ~そうですか。  今私がいる所から車で30分掛かるので、とにかく今から葬式が入っているので今日は無理ですが、じゃあ明日朝、8時に来れますか?』

「ご無理を申します。では、あす8時に参りますので、よろしくお願いいたします。心経一巻御法楽させて下さい。」

 

こちら宮城から来ていることに恐縮されて、次の朝、お寺を開けて頂けることに。


しかし、何度も秋田には来られませんから、ちょっとごり押ししてしまったかなと・・・。

 

そして、気を取り直して、そこから直ぐの「8番札所 永福山 嶺梅院」へ。

こちらは曹洞宗のお寺。

納経書を預けて不動堂を拝みに行きましたが、鍵が掛かっている。再度、お宅へ伺って、鍵を開けて頂いた。

なんでも、このところ物騒なので、鍵を掛けておくよう当局から指導があったとのこと。
『罰当たりなことです。どう言う人たちなんだろうと思います。』

「あちこち賽銭泥棒も流行っているそうです。なんでも日本人ではないとういう噂です。」

『あ~、日本人じゃないんですねぇ。』

「神罰、仏罰信じない隣の国の人たちらしいです。」

と、ここでも賽銭、仏像泥棒が横行。

空けて頂いた不動堂で御法楽。ついでに渡り廊下で繋がった辯才天堂にも心経一巻と辯才天ご真言。


そうして、一件落着して秋田市内格安ビジネスホテルへ直行!
ホテル内の入浴施設でゆっくり、さっぱり。
夜は市内へ旨い酒と肴を求めて・・・。

 

 

 

 

絶品、いぶりがっこチーズ。

 

ピッカピカのあきたこまち。とにかくご飯が旨い。

 

 

翌朝は急いでホテルをチェックアウトして9番札所 湯殿山 多聞院へ

到着すると、すでに扉と窓が開かれていました。

本堂に上がらせて頂くと、天台宗のお寺のはずですが、中に居られたお坊様の道中袈裟には鼈甲の輪っかが左に。
???

曹洞宗?

 

お聞きすすると、先々代のご住職の孫とのこと。先々代は10年以上前に他界。その後、血縁無い僧侶が入ったが、今は無人とのこと。
4歳の時に延暦寺で得度を授かったものの、永平寺で修行して曹洞宗のお坊様になったと。

立派な祈祷寺院ですが、孫には『継がなくて良い。』

多分、時代がドンドン世知辛くなってきて、祈祷寺院では食べていけない。

言い方は悪いですが、葬式で喰っていく方がこの子のため。

 

堂内のご本尊はお不動様ですが、堂内左奥に、小さな蔵が繋がっている。
その蔵がお堂になっていて、聖天様が朱漆塗りの御厨子に入ってお祀りされていました。

 

お師匠からは、聖天さんを拝むことは禁じられていますので、とにかくお願いをしないように、言葉を選んで注意しながら

普禮して、「聖天様、本日ご縁を頂戴しました。ありがとうございます。」

金剛合掌してご挨拶のみ。

 

お孫の曹洞宗のお坊様にお聞きすると、子供の頃、『絶対に聖天堂には入ってはならない』と言われていて、ましてや御厨子の中は絶対に見てはならないと厳しく言われていたそうです。

実際のこのお寺の管理は、三重県のお寺とのことで、年三回、聖天様のご縁日でわざわざ拝みに来られるそうです。

 

また、この小さなお寺ですが、無人になって久しいはずなのに、朽ちた感じがまったくしません。
聖天堂の支具はどれもピカピカ輝いています。

鴨居に掛かった、先々代のご住職。

目がキラキラです。

如何に法力が凄まじかったか、私にでさえ容易に飲み込めます。

 

孫かわいさで「継がなくて良い」とおっしゃったのか、天部が孫の素質を見抜いて、『此奴ではわしは拝めぬ』とお伝えになったのか

これは、定かではありません。

御法楽を終わり、お邪魔しようと御礼を言うと

『年3回お祀りをやるのでぜひ、またいらして下さい。』

「あ、はい。滝汗今日は、わざわざありがとうございました。」

 

と、又来れるはずないよ~。

そう思ってお寺を後にしたのですが、何か、また来ることになるような気がしてならない。

そんな余韻を残しながら、お寺を出ました。

 

しかし、問題はこのお寺の向かいの稲荷堂。正一位の位の高い稲荷様。しかし、このお寺が管理していたと思われる社はすでに朽ちかけています。

先々代の居られた頃は、このお稲荷様もたくさんの人が願掛けにお詣りしていた事と思われます。しかし今では、訪れる人もいない。

稲荷達もとても寂しそうです。

しかし、秋田に頻繁に来れるわけなどなく、見て見ぬふり。

 

祝詞どころか合掌もしませんでした。着いてこられると困るので、そのままクルマに乗り込んで再び男鹿半島へ。

しかし、そのあと移動中、肩が重い。

 

こりゃ、眷族が着いてきたなと。

 

いろいろ試しましたがスッキリせず。

 

そして、なまはげ館。

 

隣の古民家では、男鹿地域にある80の集落の大晦日の夜の再現。

 

ドンッ!!

ぅおおおおお~~~~~~~!

 

悪い子はいねがぁ~~~~~~~!

ぅおおおおお~~~~~~~!

「山の神様、いらっしゃいませ」

 

『なに、おめえんとこの嫁のミツコは毎晩近所のかかあたちと、カラオケにいってるらしいが、ちゃんといえのことをやっているのか~~~~!』

「はい、ミツコはよく出来たよめです。」

『な~に、最近は朝起きて来ねぇで、朝飯は婆さまに作らせてるらしいでね~が!』

「いやいや、それは、婆さまの健康のためにさせているのでございます。そんなことより、ささ、お酒をた~んとお召し上がり下さい。」

『な~に、おやぢ、酒でごまかすのか~~~!』

「いや、まずまず、どうぞどうぞ。外は雪でさむかったでしょ、これでも飲んで温まってください。さ~どうぞ。」

 

どうれ、悪い子はいねがぁ~~~~~~~!

おめ、仕事ちゃんとやっているか~~~ムキームキー

ポンッ 真っ先に肩を叩かれたゲッソリ

え???

私!?滝汗

 

「はい、一所懸命働いて居ます。」

『そうか、来年もしっかり働け!』ムキー

「はい、そういたします。ありがとうございます。」笑い泣き

 

なまはげさんに不意に肩を叩かれたおかげで、今朝からの肩の重さがいっぺんに落ちました。ゲロー

 

良いお天気に恵まれて、なまはげさんに励まされたおかげで、アイスが食べたくなりました。

秋田名物ババヘラアイス。なんとイチゴとソーダの赤青のなまはげ館だけのレアアイス。

これ、旨かったです。

 

 

ところで、戻ってきて記録を書いていて、

あれ~~???

「7番札所 普光山 普伝寺」ゲッソリ

どうやら参拝をど忘れしたようです。ゲローゲローゲロー
こんなことは普通あり得ません。滝汗

 

また秋田に行かねばなりません。

つまり、また 多聞院に行くようになっていたようです。笑い泣き
聖天様とのご縁なのか、多聞天、すなわち毘沙門天様とのご縁か、はたまたお不動様のご縁か。

年内にまたお邪魔します。

ただし、夢にも聖天様からお声が掛かったなどと、大それた絵空事は申しません。

何十年も力のある天密律僧に拝まれて来た聖天様が、まだまだ、やっと修行の入口にさしかかっただけのパット出の鼻垂れに目を掛けるなんぞあり得ません。

 

ちなみに、現在無人となっている「9番札所 湯殿山 多聞院」ですが、堂内には入れませんが、外から参拝する方のために、普段は参拝の御朱印(印判)を外のポストに出してあるとのことです。
ですので聖地巡礼の方は、安心してご参拝下さい。

どうしても、本堂での御法楽を希望される場合は、連絡先の電話番号に事前にご相談された方が良いと思います。つまり、行き当たりばったりは難しいと言うことになります。

今回は、たまたま印判が壊れていて、持って帰っておられたため、わざわざ30分掛けてクルマで来て頂けたということで、ある意味とてもラッキーでした。
今回は、久しぶりに東北三十六不動尊聖地巡礼のご報告でした。