こんにちは!
気づけば7月
自粛明けの6月は慌ただしく過ぎ去って行きました。。。。。
屋外での指導機会が増え、身体は黒く黒くなってます![]()
今回の記事は、トレーニングを再開するに当たって、
私の資料や他の方のデータを参考に幾つか情報共有が出来たらと思います。
「新型コロナウィルスに感染させない・しない」に勤める事は当然であるという
前提を踏まえて3点報告します。
1、新型コロナウィルスと熱中症のW対策
2、活動自粛明けの体力への影響
3、選手の個別性を大切に
先ずは、
1、新型コロナウィルスと熱中症のW対策
熱中症対策やメカニズムについては、以前にも記事にしている為深くは触れません。
今回キーポイントとなるのは、「マスクやソーシャルディスタンス、自粛期間」といった
今までにはなかったファクターです。
日本スポーツ協会から、新型コロナウィルス感染防止と熱中症対策について指針が出ています。
そちらを参考にしてみましょう![]()
○体力低下と暑熱馴化
→これまでの外出自粛の影響により体力が低下していること、暑さへ慣れていないことが想定されます。(JSPO5/25お知らせ参照)
○マスクとの付き合い方
→日常生活では、マスク着用が推奨されています。でわ、スポーツ時は?
マスク着用と非着用に分けて整理します。
・マスク着用時・・・運動強度を落として行うよう心掛けます。何故なら、スポーツを行うと呼吸がしづらくなるためです。
・マスク非着用時・・・周囲の人との距離を十分に空けるよう心掛けます。4㎡のスペースを一人に与えると良いかと思います。
○体調チェック
→体調が悪いと体温調節機能が低下し、熱中症につながります。スポーツ活動中の熱中症予防はもちろん、新型コロナウイルス感染症対策にもつながります。(JSPO5/25お知らせ参照)
マスクとの付き合い方は大切ですね!!
ただ、皆久々の再会に喜び、会話がつい増えてしまうかと思うので、ここのコントロールは大切にしたいですね。
参考資料にした日本スポーツ協会のHPで詳しく書かれています。→こちら
2、活動自粛明けの体力への影響
自粛期間による運動能力の低下として、スペインのバスケットボール選手(高校生9人)が8週間の自粛によってどの程度運動能力の低下を示したかのレポートです。
全文参照:
持久力や下肢パワー、方向転換能力などのテストをして値の低下が見られます。
その他にもROMの低下なども考えられます。
私もこの2週間で体力テストやスクリーニングを実施しましたが、各選手の体力低下は数値としても、本人の自覚的運動強度からも伺えました。
自粛明けのトレーニングは姿勢やフォーム作りから行うと良いかと思います。
3、選手の個別性を大切に
学生の先月のトレーニング記録(走力のみ)を試しに比べてみましょう![]()
二人とも昨年の全国大会では同程度の成績の選手です![]()
【Aさん】
【Bさん】
圧倒的なトレーニング量の違いが見て取れます![]()
その選手の置かれている環境などの影響もあるかと思いますので、どちらが良いとかいう優劣をつけるものではありません。
同じチームの同レベルの選手でも、環境やモチベーションなどでこんなにもトレーニング強度、頻度、量に違いが生じてしまっています![]()
チーム練習が再開した時に同程度のトレーニングを行っても意味がありませんし、慢性障害のリスクも高くなります。
勿論、このようなことがない様に修正を加えた後、練習再開後のプログラムや試合までのピリオダイゼーションを
より具体的に示す必要がありそうですね![]()
また、チーム練習への参加は強制力は薄くして、一人で出来るトレーニングのオプションを増やす方が良いと思います![]()
強制力が強いと、体調が優れないのに無理して練習へ参加する選手が出てきてしまう為です。
新型コロナウィルスの感染者数も増えてきていますので、選手個人やその家族の考えを尊重して練習再開に勤めていきたいですね。
○まとめ
自粛明けのチームトレーニングでは、
体力低下、熱中症、個人間の差に注意して、新型コロナウィルスへの対策を踏まえ、
徐々に時間や強度、負荷、頻度を増していけると良いですね!!
プラスα内容も工夫して、初めは姿勢やフォームを整える様な運動も大切かと思います!
さあ!7月は更新多めで頑張ります!!
たかね
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