指導において大切にしている一つ | 白川尊則オフィシャルブログ

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スノーボード選手・コーチ・トレーナー・体育系大学講師・である白川尊則(しらかわたかみつ)が、子どもから大人まですべてのスノーボーダーにおくる「コーチング」&「トレーニング」専門情報発信ブログ

選手が150kg挙げたらコーチも150kgを挙げている絵面。選手のモチベーションとデモンストレーションを兼ねて。 . . コーチ、そして、トレーニング指導者として常に考えていることの一つ。 . . ✅足圧中心位置がどこか? ✅ウェイトと身体の合成重心位置による、バランス関係と反力のベクトルはどうか? ✅各関節の力のモーメントがどれだけ要求されているか? ✅身体構造への応力の観点からは、その負荷が[圧縮]となるか、[曲げのモーメント][捻り][引張]との複合なのか、それとも関節にとって避けるべき[せん断]となっていないか? ✅全可動域を最大限使えているか? ✅エキセントリック収縮による筋力発揮を最大限活用できているか? ✅最終的な姿勢は同じでも、その動作過程で臀部やハムといった股関節伸展筋群をエンゲージメントできているか? ✅自重での動作は美しく綺麗でも、負荷がかかった状態ではどうか? . . 滑降系競技特有のバイオメカニクスの観点は今回は触れていませんが、トレーニングにおいても大切なことは、スノーボードやスキーにおけるコーチングにおいても共通事項ばかりです。 . . こうした要素を念頭に入れながら、一つの動作を観て、クライアントの方々の[イメージ][技術(競技スキル)][フィジカル(身体スキル)][ムーブメントスキル]の何が足りていて、何が不足しているのかを常に考えています。 . . 実際に東京スキー&スノーボードジムで指導させていただく際は、こうしたストレングストレーニング実施以前に、、、 . . 姿勢により重心位置が変わるというようなバランスそもそもの説明をする必要や、平面から斜面に立った時に何が変わるか、エッジング角度と重心の内傾角度の関係性を、体感できるような感覚づくりや動きづくりを通して、技術的なイメージをつくるための時間にそのほぼすべてを当てています。 . . フィジカルトレーニングに取り組んで身体や陸上でのパフォーマンスは変わったのに、雪上でのパフォーマンスが変わらない、そんな時は、そうした観点が課題の改善に役立つかもしれません。 . . #東京スキーアンドスノーボードジム #TokyoSkiandSnowboardGym

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